月日はまたたく間に過ぎていった。

 真由美ちゃんはますます魅力的な女性になり、会社の中でどんどんと出世していった。

 ジムの経営は売り上げで全国1となって、それが何ヶ月も続いた。

 女性に根付いたそれまでの常識ーーー女は男に力では勝てないということを徹底的に打ち砕き、自信をもたせるというプログラムは、女性たちにますます受け入れられた。

 現に先入観の少ない少女たちの躍進はすさまじかった。

 同年代どころか成人男性にも負けない力を身につけていく彼女たちの存在が、ますますジムの新規会員を増やし続けていった。

 そんな成績を打ち出した真由美ちゃんは、すぐにいくつかのジムの経営を任せられるようになった。

 彼女はそれすらも成功させて関東ブロックのジム経営の統括を任せられたのはすぐのことだ。

 それすらも成功させてしまって、真由美ちゃんは今では東日本の支社長にまで上り詰めていた。

 専務取締役。

 完全な実力主義の会社の中、並みいる年上の男たちを差し置いて出世した彼女に勝てる者はいなかった。

 僕は大学を中退して、彼女の秘書みたいな仕事をしていた。

 もっとも、その仕事は電話の取り次ぎといった簡単な仕事だけだ。

 僕みたいな男が、真由美ちゃんのような能力の高い女性の力になれることなんて何もない。

 すべては真由美ちゃんによるお情けのような立場。どんなに取り繕ってみても、それが現実だった。


 *


 役員室から人々が退席していく。

 部屋の中にはいつものように二人だけが残される。

 僕はコーヒーをいれて、彼女の机の前に置いた。


「お疲れさまでした、支社長」

「ありがとう」


 こちらを見ず、手元の資料に目を落としながら、真由美ちゃんはコーヒーをすすった。

 ますます美人になり、自ら考案したプログラムによって強靱な体も増した真由美ちゃん。

 もはや逆立ちしたって自分には勝てる要素などなにもない存在。

 こうして彼女を前にしていると、人間としての格の違いというものが、まじまじとして分かった。


「支社長の案が役員会でとおってよかったですね。格闘講座を通した女性の意識改革。すばらしいと井上社長も喜んでいましたし」

「最近その案件にかかりっきりでしたからね。全国のジムを訪ねてまわったかいがありました」

「本当にお疲れさまです。支社長の体力はすごいと、部下も驚いてましたよ」

「でも、わたしも少し疲れたみたい」


 彼女は仕事の顔からプライベートな顔に変わった。

 真由美ちゃんは、椅子に座ったままその長くたくまし脚を僕のほうへと投げ出した。

 ふふっと笑って、彼女が笑った。


「ねえ、脚、揉んでくれない?」
 

 僕はその長い脚をまじまじと見つめて生唾を飲んだ。

 ゴクンという大きな音を聞いてから、僕は彼女の前で膝まづき、ゆっくりとそのふくらはぎに手を伸ばした。

 心をこめて、その見事なまでに鍛え上げられた脚を揉んでいく。


「ふふっ、くすぐったい」


 真由美ちゃんが言って、僕の頭に手を伸ばした。

 彼女もまた心をこめて、僕の頭を優しく撫で始める。

 床に膝まづき主人の脚を丁寧に揉む従僕と、

 そんな男を椅子に座って見下ろし褒美とばかりにその頭を撫でる主人。

 その二人の関係性を体現するかのごとき光景を思い浮かべるだけで、僕は達してしまいそうになるほどの幸福を感じた。


「ねえ、今日は久しぶりにホテルにいこっか」

「え?」

「ふふっ、近所迷惑になるくらいに泣き叫ばせて、犯してあげる」


 その言葉に僕の肉棒は勢いよく反応してしまう。

 言葉一つで大きく立たされてしまった僕を見て、全てお見通しの彼女はくすっと笑った。

 僕も彼女も仕事が終わるのが待ち遠しかった。


 *


 仕事が終わり、車で帰宅。

 彼女が愛車の高級外車を運転し、僕は助手席で興奮に身悶えながら待つばかり。

 彼女は運転中、片手で僕の太ももを愛撫してきた。

 彼女のいじわるな長い指が、僕のふとももを優しくフェザータッチしてくる。

 僕は声を漏らさないように我慢するのに必死だった。

 ホテルに到着。

 彼女に片手を引っ張られて引きずられるように部屋へ。

 その彼女の様子に、僕は真由美ちゃんも興奮しているのだと感じとって、これから先に始まる愛撫の激しさを想像せざるを得なかった。

 部屋の中に入り、扉が閉まるその瞬間、僕は真由美ちゃんに唇を奪われた。


「んんむうううッッ!!」


 ぶっちゅうううう!!

 ジュルジュパッッ!!

 じゅるるるるルルルルッッッ!!


 真由美ちゃんの大きな舌が僕の口内を蹂躙する。

 彼女のディープキスはいつもよりも過激で、たちまち僕の腰は溶かされてしまった。

 自分で立っていることすらできなくなってしまう。

 地面にずり落ちそうになる僕のことを真由美ちゃんは片手で抱きしめて支えくれる。

 身長差から、当然その口づけは上から振り下ろされるものだった。

 僕はぷるぷる震えながら背伸びをして、首を真上にあげるしかなかった。

 なかば真由美ちゃんの片手での抱きしめで宙づりにされた状態でのディープキス。

 その技術をさらに高めた真由美ちゃんの熱い口づけ。

 僕が我慢なんてできるはずもなく、僕はすぐに射精されてしまった。


 どっぴゅううう!!

 ビュッビュウ!!


 1分ももたずにキスだけで射精。

 スーツの中がじんわりと濡れてしまうのが分かる。

 それを真由美ちゃんも承知で、くすりと笑った彼女はようやく僕のことを解放してくれた。

 どさっ。

 自分で立つこともできなくなっていた僕はそのまま床に倒れ込むしかなかった。

 はあはあと息を荒げながら、ときおりさきほどのキスの余韻でビクンと痙攣する。

 陸にあがった魚のように痙攣して、快感に震える情けない男。

 そんな僕に、真由美ちゃんは優しく言った。


「ほら、良助。いつまで寝てるの?」


 僕はなんとか力を振り絞って上半身だけ起こした。

 声のしたほうを仰ぎ見る。

 そこには、両手を腰にやって、仁王立ちのままこちらを見下ろしてくる真由美ちゃんの姿があった。


「脱がして」

「は、はい」


 僕は膝まづいたまま彼女のズボンのベルトに手を伸ばした。

 彼女の凛々しいスーツ姿。

 これから犯されるのだという期待感に手が震え、ベルトをはずすのにも時間がかかる。

 そんな僕の様子を、頭上の真由美ちゃんは当然のように見下ろしていた。

 絶対の存在のご主人様と、それに使える従僕という構図がまたしても繰り返され、それが僕に言いようのない興奮を与えていた。

 ズボンをうやうやしくおろして、丁寧に畳む。

 その下着に手をやり、神聖なものを扱うようにおろした。

 目の前に、何もつけていない真由美ちゃんの下半身があらわれ、生足と彼女の秘部の迫力に僕は圧倒されてしまった。


「ふふっ、よくできました」


 そう言うと真由美ちゃんは上着を脱いでワイシャツ姿となった。

 下半身だけ丸裸のまま、彼女は慣れたように、両足を広げた。

 そのまま、いつものように、立ったまま、僕の頭を跨いできた。

 まるで女王蜘蛛が獲物をからめとるように、長い脚が僕の頭部を挟み込んで、拘束する。

 ぎゅうっという締め付けが僕の頭部を軋ませた。

 真由美ちゃんは両手を腰にやって仁王立ちのまま。

 僕は、彼女の股の間で膝まづき、彼女の太ももに挟み込まれたまま必死に頭を真上に上げる。

 僕の口が彼女の秘部にちょうどあたるように調整され、準備が整った。


「それじゃあ、お願いね」


 彼女が当然のように言った。


「ふふっ、わたしが満足するまで舌を休ませないこと・・・・・・なんて、いつも言ってることだからもう分かってるよね?」


 僕はコクリと頷いて、優しく真由美ちゃんの秘部を舐めた。


「・・・・・・ん」


 ぺろぺろと、緩急をつけて舐めていく。

 これまで教えられたとおり、躾られてきたとおりに、僕はその情事の前のいつもの日課を果たそうとする。

 感じているのか、真由美ちゃんの秘所から出る愛液が増し、真由美ちゃんの顔も若干赤らむ。

 それでも彼女は両手を腰にやって仁王立ちのまま、僕の頭部を強靱な太ももで挟み込んだままだった。

 僕のようにキスだけで腰砕けになったりはしない。

 彼女はあくまでもしっかりと自分の脚で立ち、膝まづいている男に奉仕をさせる。

 これが僕と彼女の性の前の決まり事だった。

 しっかりと奉仕をしなければ、それ以上のことには進めない。

 彼女の満足が得られない限り、ずっとこのまま、強制クンニ。

 舌が痺れて動かなくなろうが、1時間でも2時間でも、僕は彼女の太ももの中で拘束され、クンニを強いられる。

 あまりにも下手ならば、その太ももが力をもって、無言の抗議をしてくる。

 グウウウウっと太ももの筋肉が躍動し、僕の頭部を締め付け始める。

 僕は次の瞬間には頭が潰れてしまうのではないかという恐怖で、舌のスピードをアップする。

 それをくすりと笑って堪能し、いじわるな彼女は僕に奉仕を続けさせるのが常だった。


「ふふっ、うまくなったね、良助」


 真由美ちゃんが言って、そのまま僕の頭を撫でてきた。

 まるでフェラチオをさせている女の子の頭を撫でるように、彼女がクンニ奉仕をしている僕の頭を撫でる。

 立場が完全に逆だが、僕と彼女の力の差を考えてみれば、それは当然のことだった。


「ちょっと今日はたまってるからさ、長めによろしくね。たっぷり気持ちよくしてくれたら、ご褒美あげちゃうから」


 そう言って真由美ちゃんは僕の頭を優しく撫でるのだった。

 僕は期待感と幸福感で頭がぼおっとなりながら、必死に奉仕を続けた。

 部屋にはペチャペチャという唾液音と、ときおり小さく漏れる真由美ちゃんの声だけが響き続けた。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・


「うん、もういいよ」


 真由美ちゃんが満足するまで1時間がかかった。

 彼女はようやく、自分の股の間で挟んで拘束していた僕の頭部を開放した。

 力が抜け、なかば真由美ちゃんにの太ももに挟まれて、頭部を支点にして宙づりにされるようにされていた僕は、そのままどさっと地面に倒れてしまう。

 僕の顔面には彼女の愛液がびっしょりとこべりついていた。

 その量はすさまじく、僕の顔面と真由美ちゃんの秘所との間で愛液の橋がかかってしまっていた。


「だいぶ気持ちよかったよ。ありがとね、良助」


 真由美ちゃんが仁王立ちのままで言った。

 彼女は地面に倒れて、はあはあと息をする僕のことを見下ろすと、ニンマリと笑って続けた。


「約束どおり、ご褒美あげるね♪」


 そういうと彼女は僕の体をお姫様抱っこで持ち上げた。

 そのまま、力強く、まったくふらつくことなく、ベットまで移動されて、そこに横たわらされる。

 仰向けの格好になった僕は、真由美ちゃんにされるがままになってしまう。

 彼女のたくましい腕が僕の体から乱暴に服を剥ぎ取るのにも抵抗できない。

 上着はびりびりという千切れる音とともに、剥ぎ取られ、あっという間に全裸にされる。

 そんな僕のことを上半身にシャツをきたままの真由美ちゃんが嗜虐的な表情でもって見つめてくる。


「乱暴にされるのが好きなんだもんね」

「あ、あああ・・・・・真由美ちゃん・・・・・」

「めちゃくちゃに犯すね」


 彼女はそのまま僕の胴体に跨り、マウンドポジションとなる。

 ふふっと僕のことを一瞬見下ろした真由美ちゃんは、そのまま腰を浮かせると、ドスンと僕の肉棒めがけて秘所をおろした。


「あ、あああ・・・・・すごいいい・・・・・・」


 あっという間に、僕の肉棒は真由美ちゃんの蜜壺の中に拘束される。

 全体を愛撫してくる真由美ちゃんの肉ひだ。

 うねうねと蠢くその感触に、僕は陶然とした心持で、ビクンビクンと体を痙攣させるしかなかった。


「騎乗位で犯しちゃいまーす」


 宣言して、真由美ちゃんはそのとおりにした。

 豪快な腰使いでもって、真由美ちゃんが僕の上で騎乗を開始する。

 パンパンパン!! と、肉が殴打される音が部屋中に響き渡る。

 彼女は前後左右にと、腰を浮かしては叩きつけ、僕のことを文字通り犯していった。


「どう? 良助」


 激しい腰使いはそのまま、僕に跨った真由美ちゃんが聞いた。

 そんな問いは、僕の喘ぎ声を聞けば一目瞭然だと思う。


「あああ!!・・・・・しゅごいいい・・・・だめ、ア、ア、あああん!!」


 女の子みたいに甘い声を出して喘ぐことしかできない。

 それほどまでに、真由美ちゃんの中は気持ちよくて、すごいテクニックだった。

 女性経験のない僕は真由美ちゃんの中しか知らない。

 しかし、こんなにも気持ちがいいわけがないと思う。

 名器。

 真由美ちゃんの蜜壺は男をヨガらせ、その精液を一瞬にして刈り取るための名器なのだ。

 そんなものを前に僕が我慢をしたところで我慢できるわけがなかった。


「い、いっぎゅううううう!!」


 どっぴゅうううう!!

 ドッピュウドッピュウ!! ビュビュウウウ!!


 勢いがありあまるほどの射精が開始する。

 まるで1時間くらい我慢したあとのおしっこのように、それは真由美ちゃんの中で放出され、搾り取られる。

 全身が痙攣して、ベットを揺らすほどに全身をわななかせる。

 真由美ちゃんはそんな僕の胴体に跨りってきた。

 そしてし前傾姿勢となって、僕の手をそれぞれ握りしめ、ベットに押さえつけて張り付けにして、動きを封じてくる。

 前傾姿勢になったために、真由美ちゃんの爆乳が僕の顔面に押し付けられ、顔が埋もれてしまう。

 しかも真由美ちゃんはどこまでも残酷で、射精中であることなんてお構いなしに、僕の上で腰を打ち付けるのをやめなかった。


「や、やめ・・・・・イってますううう!! イってるからあ・・・・腰やめへ、あ、ああああああ!!」


 どっぴゅうううううう!!


 パンパンパンと肉の殴打音。

 それと同時に射精の脈動が響き渡る。

 イってもイっても、許してくれない。

 真由美ちゃんの豪快な腰使いは、さらに激しさを増していく。

 僕は白目をむいて、ただ射精し続ける機械となっていく。


「ふふっ、萎える暇なんて与えるわけないじゃん」


 真由美ちゃんが腰を打ち付けながら言った。


「わたしの中にはいったまま、良助は空っぽになるまで搾り取られるの。このまま全部なくなるまで、犯し続けるから」


 パンパンパン!!

 ビュッビュウウ!!


「あ、・・・あああんん!!・・・・ゆるしへええ・・・・もう、むりいいいい!!」

「ふふっ、だ〜め。良助がどんなに泣き叫んでも命乞いしても、このまま犯し続ける。こうやってね」


 パンパンパンパンパン!!


「ひいいいいいいんんん!!」


 とたんに腰がさらに激しくなる。

 体が命の危険を感じて暴れだし、ベットの上から・・・・真由美ちゃんの肉の監獄から脱出しようとする。

 しかし、全力で暴れてもビクともしない。

 僕の両手は頭の上で万歳をさせられて真由美ちゃんに押さえつけられ、僕の体は真由美ちゃんのお尻でもってベットに抑え込まれて動けない。

 それよりも何よりも、真由美ちゃんの中が気持ちよすぎて、どうすることもできなかった。

 イってもイっても、勃起がおさまらない。

 断続的に射精をし、真由美ちゃんの蜜壺の中に精液が全て吸い込まれていってしまう。

 射精しても射精しても終わらない無限快楽地獄。

 僕は息も絶え絶えとなってしまうのだが、無尽蔵の体力をもった真由美ちゃんはますます元気になって腰を打ち付けてくる。

 ランランと輝く真由美ちゃんの瞳が僕のことを見下ろして観察してくるのが分かる。

 僕のよがり方を見て適確な動きが分かるとそれを繰り返してきて、ますます僕の絶叫と精液を絞り出す。

 かと思うと、根本まで挿入した状態でぐりんぐりんと前後左右に回転して僕の肉棒をいじめてくる。

 何度も何度も。

 萎えることもできない絶妙のテクニックが続いていく。

 ようやくそれが終わったのは、僕の精液が空っぽになり、肉棒がピクンとも動かなくなってからだった。


「あ、終わったね」


 真由美ちゃんがあっけなさそうに言った。

 彼女は小さくなった僕の肉棒を挿入した状態のまま腰を止め、どすんと僕の下半身に女の子座りをしていた。

 その状態で、彼女は肉壺の中をぎゅいぎゅいと力をこめたり緩めたりする。

 僕の口から喘ぎ声が出るのに、下半身がまったく反応しなくなったのを確認した真由美ちゃんは、ようやく腰を浮かした。

 何時間ぶりかも分からない開放。

 彼女は僕の下半身を見下ろすとくすりと笑った。


「ほら、見なさいよ、良助」


 真由美ちゃんはベットの上を這ってきて、僕の後ろにまわると、そのまま背後から僕のことを抱き起し、抱きしめてきた。

 真由美ちゃんも長い脚を無造作に伸ばしたままベットに座り、その太ももの間に僕のお尻がはいって、座らされる。

 背中には彼女の大きな胸の感触。

 耳元でねっとりとした彼女の声が宣告した。


「ほら、良助のお〇んちん、まるっきり子供お〇んちんになっちゃった」


 言われて、かすむ視界で自分の下半身を見ると、そこにはぴくりとも動かないほどに搾り取られた肉棒があった。

 もう既に肉「棒」と表現することはできないほどに縮こまってしまったソレ。

 男としての象徴が、女の子の蜜壺に完全敗北した証拠だった。


「これじゃあ、良助は女の子のこと襲えないね」

「あ・・・・ああ・・・・」

「今の良助じゃ、挿入だってできない。腰を打ち付けて女の子をアンアンよがらせることもできない赤ちゃんち〇ちん」

「だ、だめええ・・・・いわないで・・・・やだあああ」

「今の良助にできるのは、逆にアンアン喘ぐことだけ」


 真由美ちゃんがやろうとしていることに気付いた僕は首を左右に振っていやいやをした。


「ねえ、お〇んちんが赤ちゃんになっちゃった男の子は何されちゃうんだっけ」

「ひゃだあああ・・・・・やすませて・・・・・・だめええ・・・・・」

「お〇んちん使えなくなっちゃったマゾ雌は何されちゃうんだっけ?」


 意地悪に耳元で囁きながら、真由美ちゃんの長い指が僕の肛門をなぞった。


「ひゃいいい!!」


 とたんに電流が走ったように痙攣する僕の体。

 それを真由美ちゃんがもう片方の手でがっしりと抱きしめて拘束し、愛撫をやめない。


「マゾ雌の肛門、しっかりほぐしときましようねー」

「ひゃだあああ・・・・・・むりいい・・・・・」

「ふふっ、じゃ、ちょっと準備するから待っててね」


 真由美ちゃんは僕を開放すると、僕の背後でがちゃがちゃと道具を取り出し始めた。

 その音の正体は知っていた。

 僕はベッドの上で四つん這いになって、赤ちゃんのようにハイハイをして逃げようとする。
 
 しかし、真由美ちゃんの過激な責めによる快感の余韻で体がビクンビクン痙攣して思うように動けない。

 のろのろとナメクジのようにベットの上を這って進み、なんとか逃れようとする。

 そんな僕のことを逃すはずがなかった。


「は〜い、捕まえた♪」

「あああああああ!!」


 真由美ちゃんが四つん這いの僕の背後から抱きしめてくる。

 そのまま僕が移動した分だけ無慈悲に、ベットの中央まで戻される。

 これみよがしに僕のお尻にあてられている異物。

 その長く、太い、棒の正体。

 これまでの調教で嫌というほど味わってきたそれがなんなのか、僕にはすぐに分かった。


「次はベニバンで犯してあげる」

「だ、だめええええ・・・・・やああああああ」

「はい、挿入♪」

「ひゃああああああんんん!!!!」


 その異物が乱暴に僕の肛門に入れられた。

 いっきに根本まで。

 真由美ちゃんの蜜壺から雄々しくそそりたった疑似性器が、僕の肛門に力強く挿入されてしまう。


「ふふっ、犯されちゃったね、良助」


 背後から僕の体を抱きしめて拘束し、耳元で囁いてくる。


「コレ、良助のお〇んちんより大きいもんね。大きさ、分かるでしょ?」


 パンッ!

 一度、真由美ちゃんが腰を打ち付けてきた。

 彼女の疑似性器が、僕の肛門の奥底まで深々と突き刺さった。

 電流が走った。


「ひゃあああああんん!!!」

「ほら、喘いでないで答えてよ。大きさ、どうなの? ん?」

「大きいですうううう!!」

「何が?」


 パンパンパン!!


「ひゃああああんん!!!! 僕のお〇んちんより、真由美ちゃんのお〇んちんの方が大きいですうう!!」

「そうだね。女の子にお〇んちんの大きさで負けちゃうマゾ雌はどうなっちゃうのかな?」

「ひゃだあああ・・・・・やめてえええ・・・・・」

「どうなっちゃうのかな? ん?」


 パンパンパンパンパンッッ!!


「ひgっぎいいいい!! 犯されちゃいますううう!!」

「誰に?」

「真由美ちゃんに肛門犯されておかしくされちゃうんですううう!!」

「よくできました」


 そのとおりにしてあげる。

 真由美ちゃんは言って、ペニスバンドを先端部分ギリギリまでゆっくりと抜いた後、勢いよくそれを打ち付けた。

 全身を貫かれたような衝撃。

 それだけでビクンビクンと体が痙攣。

 その余韻が収まらないうちに、真由美ちゃんが疑似性器をゆっくりと引き下げる。

 それはまるで、ギロチンの刃を持ち上げる死刑執行人のようだった。


「次は私が満足するまで続けるからね」


 パンッ!!


「ひいいいんんんん!!」


 パンパンパンッッ!!


 連続で、何度も何度も腰を打ち付けてくる真由美ちゃん。

 僕の前身は痙攣して、その苦痛と快感から逃れようとする。

 そんな抵抗はまったくの無駄で、僕はの腰まわりに背後から真由美ちゃんの逞しい腕が回され、そのまま拘束される。

 僕は真由美ちゃんの膝上に乗せられるような恰好となる。

 絶対に逃げられれない。

 その状態をつくってから、真由美ちゃんは、まるで僕の体をオナホール扱いして、上下に動かしてきた。

 背後から僕のお腹を抱きかかえて拘束し、挿入した疑似性器を勢いよく叩きつけてくる。

 僕の肛門を使用したオナニー。

 しかも、それを行っているのは女性なのだった。


「ふふっ、これだと私もちょっとは気持ちいいからね、良助のお尻つかって、気持ちよくさせてもらうわね。さっきみたいに、良助のお〇んちんが使い物にならなくなることなんてないから。ずっとずっと、永遠に犯してあげる」

「ひゃ、っがあああ・・・・やめヒッギイイイイ・・・・・・ゆヒャアアン!!」


 僕はなんとか赦しを乞う言葉を発しようとする。

 しかし、それごとに真由美ちゃんの腰が打ち付けられて、言葉を発することすらできず、絶叫をあげるしかない。

 そんな様子が面白かったのか、真由美ちゃんはパンパンと腰を打ち付けながら、背後から僕に囁きかける。


「じゃあ、良助が「やめて」って言えたら、やめてあげる。そうしたら腰はもう動かさない。許してあげる」


 簡単でしょ?

 そう言って真由美ちゃんがグイっと力強く腰を使った。

 それができないとずっとこのままだと。

 解放なんて永遠にしないと宣言するような腰使いだった。

 僕に選択肢なんてなかった。


「やめ(パンッッ!!)ヒッギイイインん!!」

「あー、おしかったね。ほら次いってみよう」

「やッヒャアアンn!! やアハアアあんん!! やめッギイイイイ!!」

「やめッギって何言おうとしてるの? 人の言葉喋ろうね、マゾ豚くん」


 パンパンパンッッ!!


「ひゃだあああ、ゆるしてええ、むりいいい」


 パンパンパンパンパンッ!!!!


「ひいいいい・・・・やめッ(パンッ!)ギイイイ!! やm(パン!)ヒャアアンン!! yッ(パン)ギャアアア!!」

「アハハッ! ほらほらほら、どうしたの?」

「やミャ(パンッ!)あああああ!! やッ(パンッ!!)ヒイイイインン!! こわれちゃううううう・・・・こわれちゃうから・・・・・・や(パンッッ!!!)ヒッギイイイッッ!!」

「やめてって言うだけなんだから簡単だよね? 私が腰打ち付ける前に「やめて」って。三語だよ? そんなことも言えないのかな、このマゾ豚は」

「や(パンッ!)ヒッギイイイ!! y(パンッッ)ギギイイイイ!! もうだめ無理無理やめ(パンッッ!!!)ッヒイイイイイ、やだやだやだもうやだやm(パンッッ!!)ヒャアアアゆるしてええええ!!」

「ふふっ、限界みたいだからちょっと気持ちよくしてあげる」


 言うと彼女は腰使いを変えた。

 ねっとりとした腰使い。

 見ているだけで腰が溶けそうになるような角度と動かし方で、その疑似性器を僕の肛門の一部部分にあてがって振動させる。

 前立腺を責めた腰使いに僕は悶絶した。


「オオオオッッ!! んっふうおおううんん!!」

「アハハ! ついに言葉喋れなくなっちゃったね。前立腺、そんなに気持ちい? さっきから、雌イキしっぱなしだけど」

「あhっはあああああん オオオオウウンフウッ!! ああああ!!」

「白目むいちゃったね。気持ち良すぎて「やめて」ゲームもできなくなっちゃった。ふふっ、雌イキのしすぎでさっきから体ヤバイ痙攣しっぱなしだよ。このまま責めたら死んじゃうかもね」

「オオオッッ!! んふうううアアンン!! んんっぎふうううう!!」

「ふふっ、良助の前立腺なんてとっくに攻略済みなんだからね。良助が生意気いったら、すぐここ刺激して人間やめさせてあげる、快感で頭おかしくさせて、本当の豚にしちゃうから。こんなふうにね」


 パンパンパンパンパンッッ!!


「おっっほおおおおお」


 乱暴な腰使いが復活。

 時折、前立腺をえぐるその責めに、僕はもう頭を真っ白にして甘受するしかない。


「ほら、次は駅弁だよ。立ちなさい!」


 真由美ちゃんが言って僕を抱きかかえたまま立ち上がる。

 仁王立ちのまま、抱きかかえた僕の肛門を犯していく。

 立ち上がってもその豪快さは失われることもなく、むしろ増していった。

 肉を殴打する音と、男の甘い喘ぎ声と魂をからす絶叫。

 それがひたする鳴り響く。

 いくら防音設備が整った高級ラブホテルだって、ここまで絶叫すれば隣の部屋に聞かれてしまう。

 そんなことはお構いなしに真由美ちゃんは僕の尻穴を犯し、犯しつくした。

 駅弁が終われば、次は正常位で、目を見つめられながらひたすらファックされる。

 乱暴な腰使いでひたすら虐められたかと思えば、前立腺を激しくも優しく1時間も2時間も優しく責められ続け、口からブクブクと泡をふいて何度も気絶する。

 そんな気絶した僕のことを覚醒させるのも真由美ちゃんの腰使いだった。

 僕が意識を取り戻してもしても真由美ちゃんの責めはやまない。

 パンパンパンと肉の殴打音が響き、さらなる苦痛と快感を与えられてまたしても失神、それが何度も何度も続いていく。 

 永遠に。

 永遠に。

 既にかすんだ視界の中、僕のことを犯す真由美ちゃんも興奮して頬を赤らめていた。

 そんな様子が美しくもあり、可愛くて、僕は真由美ちゃんに犯され尽くされていった。


「愛してるよ、良助」


 そんな言葉が聞こえたのか、それとも幻聴なのかははっきりとしない。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・

 ・・・・

 ・・

  
 時間の感覚がなくなっている。

 ホテルの時間を何度か延長したのだけはおぼろげながら覚えている。

 なぜか外が明るくて、朦朧とした意識に、最近仕事が忙しかったけなどという場違いな思考が生まれた。

 そんなぼうっとした意識の中、気付いたときには湯舟の中にいた。

 お湯をたっぷりとはった湯舟。

 あたたかいお湯の感触が嬉しくもあり、肛門がひりひりして痛くもあった。

 そんな湯舟の中で、僕は真由美ちゃんに背後から優しく抱きしめられていた。


「ごめんね。久しぶりだったから、ちょっとやりすぎちゃった」


 背後から耳元で真由美ちゃんが言う。

 彼女はもちろん全裸で、その大きな胸が自己主張の強い突起とともに僕の背中で潰れていた。

 彼女の艶めかしくも長い生足も僕の胴体に絡んでいるのだが、それは力をもたずに愛情表現として挟み込んでくるだけだった。


「大丈夫? 良助」


 そう言って、真由美ちゃんが僕の頭を撫でてくる。

 僕は陶然としながら、コクンコクンと頷いて見せるしかなかった。


「それならよかった。私もたっぷり気持ちよくしてもらったしね。多分、5回くらいはイっちゃった」

「そ、そうなの?」

「そう、目の前真っ白になるくらい深いやつ。まあ、良助はそのとき、人間じゃなかったから覚えてないだろうけど」


 ふふっと笑って真由美ちゃんが頭を撫でてくる。


「良助はたくさんイったもんね〜。雌イキ含めたら、すごい数じゃない?」

「た、たぶんね。真由美ちゃんの50倍60倍じゃきかないくらい」

「気持ちよかった?」


 そんな言葉に、僕は顔を真っ赤にして頷くしかなかった。

 そんな様子に真由美ちゃんはわしわしと僕の頭を力強く撫でてくれた。


「ふふっ、ここまで付き合ってくれるのは良助が初めてだよ」

「え?」

「今までここまでしたら、壊れちゃうか、奴隷になっちゃうか、どちらかだったからね。良助はすごいね」


 そんなことを言われるとは思っていなかった僕はなんと言っていいか分からなかった。

 すごいのは真由美ちゃんであって、僕なんて彼女に比べればミジンコよりも価値のない男だ。

 そんな僕にむかって、真由美ちゃんは愛情たっぷりに耳元で囁いてくる。


「これからも一緒にいてくれる?」


 回答なんて決まっていた。

 だから僕は言葉の代わりに行動した。

 背後を振り返って、真由美ちゃんの唇にキスをする。

 唇を離した途端、真由美ちゃんのキョトンとした顔が目の前にあった。

 そんな幼そうな表情は久しぶりに見たものだから、僕は思わず言ってしまった。


「かわいい」


 その言葉に一瞬、顔を真っ赤にする真由美ちゃん。

 しかし、彼女は一瞬だけ僕から視線をはずすと、次の瞬間にはニンマリとした笑顔を浮かべていた。


「よ〜し決めた。これから家に帰って2回戦するから」

「え? い、いまから?」

「そうだよ。家でこの続きする。決定事項」

「だ、だって、今まで何時間も、ムッグウウウ!!??」


 言葉の途中で唇を奪われる。

 本気ディープキス。

 舌が僕の口内で暴れまわり、それで僕の抵抗を完全に封殺した。


「文句ある?」

「な、ないです」

「よろしい♪」


 彼女は僕を真正面から抱きしめた。

 耳元で彼女が囁く。


「今度は優しく甘〜く犯してあげる♪」
 

 僕は幸せ者だ。

 こんな未来が僕にあるなんて思ってもみなかった。

 僕は世界一の幸せ者だった。


 完(恋人ルート)