ボコられ風俗の続編になります。

現役JKと受付の女性があらたに登場します。

よろしくお願いします。



続編とはいっても単体で読めるようになっています。

もしよろしければ、過去のボコられ風俗の作品もお願いします。

2月更新分→3月更新分→4月更新分の順番に読んでもらえると嬉しいです。



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 僕は長年勤めていた仕事を辞めた。

 正確には辞めさせられた。

 サユリさんとヒトミさんに命じられて仕事を辞めたのは1週間前のことだ。あの時のことは今でも夢に出る。それはボコられ風俗の店舗で久しぶりに3Pプレイを楽しんでいる時のことだった。



 *



「おらおら、逃げろ~」

「ふふっ、がんばって」

 長身女性様たちからはやしたてられる。

 僕はヒイヒイ言いながらリングの中で逃げていた。全裸に剥かれて、みすぼらしい体をさらしながら、長身女性様たちから離れようとする。

「はっ、おそっ」

「のろまですね」

 ボッゴオオッ!

 ぐじゃああっ!

「ひいいいいいんんんんッ♡♡♡♡」

 しかし、どんなに全力で逃げようとしても無駄だった。彼女たちの巨体が俊敏な肉食動物のように動き、僕の体を殴る。ボクシンググローブを装着した拳が僕の体にめりこんで、めった打ちにしてしまった。

(しゅ、しゅごいいいいッ♡♡♡♡)

 殴られるたびに悶絶する。

 手加減をされたダメージを残さないパンチで蹂躙されていく。そんな技をできるのはサユリさんとヒトミさんだけだ。にっこり笑ったサユリさんと、ニンマリ笑ったヒトミさんが、ボコられ風俗のリングで、永遠に終わらない鬼ごっこを続けていく。

「ふふっ、次は蹴ります」

「チビの体蹴りまくってやるから、覚悟しろよ?」

 怖い。

 限界まで勃起する。

「おらっ」

 ドッゴオオンッ!

 ヒトミさんの巨木のような足が炸裂する。横からダンプに撥ねられた。そんな錯覚に陥るほど破壊力抜群の蹴りが僕のわき腹を正確に破壊した。

「次はこちらです」

 グジャアアアッ!

 ヒトミさんの蹴りで飛ばされた先にはサユリさんが待ち構えていて、蹴られる。ボクシングの技術だけでなくすべての格闘技に精通している長身爆乳女性の蹴りが僕の胴体を貫き、内蔵が口から飛び出そうになった。

「かひゅう―――かひゅう―――」

 蹴り二発でグロッキー状態にさせられる。

 横隔膜を蹴られて息もできない。苦悶の表情を浮かべて口をパクパクさせて酸素を求めて悶え苦しむ。それだけしても酸素を吸えない。サユリさんとヒトミさんの蹴りで殺されそうになっている。

「ふふっ、苦しいですか?」

 サユリさんとヒトミさんがトントンとジャンプしてリズムをつけながら問いかけてくる。

「お口をパクパクさせて、お魚さんになっちゃってますね?」

「惨めだな~。チビの顔、もう涙と涎でグジャグジャじゃん」

「はやくこのリングから逃げないと殺されてしまうかもしれませんよ?」

「ウチらの蹴りでボコボコにされて死んじゃうかもな~。それが嫌ならとっとと逃げろよ」

 にっこり笑ったサユリさんと、ニンマリ笑ったヒトミさんから見つめられる。僕は恐怖と興奮で頭がおかしくなりそうだった。

「ひいいんんんッ♡♡♡♡」

 僕は逃げた。

 滑稽にも勃起した肉棒をベチンベチンと弾ませながらリングの外に向かって走る。そんな惨めな動きが悪かったのだろう。恐ろしい女性たちの嗜虐心を刺激してしまったらしい。

「おらっ」

「ふふっ」

 ボッゴオオオッ!

 ベッギイイイッ!

「ぎゃああああああッ♡♡♡♡」

 めった打ちにあう。

 長身女性様たちの強烈蹴り地獄。

 サユリさんとヒトミさんの長くて極太の脚が躍動していく。鞭のようにしなって僕の体に直撃していく蹴り。リングの中央で二人の女性から蹴られていく。

「あ~、めった打ちにされちゃってるな」

「かわいそう。このまま蹴り殺されちゃいますね」

「チビの体、ボコボコになってるぞ?」

「惨めですね、おチビちゃんのちっちゃな体が、わたしたちの蹴りでボロボロになっていきます」

 激しい蹴りを続けながら二人が談笑していく。

 連続で変幻自在の蹴りを放っているのに二人は息すら乱していなかった。ニコニコとニンマリと笑いながら会話を楽しんでいる。圧倒的格上。僕は彼女たちの玩具なのだ。

「ひいいんんッ♡♡♡♡」

 蹴られて悶絶し、よろめいたところを蹴られてまた興奮する。逃れられない大きな体によって蹂躙されていく屈辱と興奮。僕の胴体より太い鍛え上げられた女性の脚によって、僕の体がリング中央で右往左往と翻弄されていく。

(たじゅげで♡♡・・・・たじゅげで♡♡・・・・)

 もう言葉を喋る余裕さえない。

 嵐の中の木の葉のように二人の女性の脚でボコボコにされる。もはや自分で立っていることもできず地面に倒れそうになるのだが、二人がそれを許してくれるはずもない。

「ほいっ」

「はいっ」

 ボッゴオンッ!

 ドッゴおンッ!

 倒れそうになった僕の体が、蹴り上げられ、持ち上げられてしまう。サユリさんに蹴られ、反対側に吹っ飛び、また倒れそうになったところをヒトミさんに蹴り上げられ―――同じことが繰り返される。まるでサッカーボールだ。僕の体をサッカーボールにして、長身女性様達がサッカーを始めてしまった。

「ふふっ、それにしてもおチビちゃんの体はほんとうに小さいですね」

 サッカーを続けながらサユリさんが言う。

「わたしたちの脚の長さと比べると、大人と子供を通り越して、同じ人間とは思えないほどです」

「そうッスね~。チビの腕と足の長さぜんぶ足してようやくウチらの片足一本分くらいッスもんね~」

「リーチがぜんぜん違うって、おチビちゃんも分かりますよね。わたしたちが片足で蹴ることができる攻撃範囲から、おチビちゃんは絶対に出ることはできないんです」

「かわいそうにな~。ウチらがその気なら、チビはこのままずっと蹴られ続けるんだぞ? ぷぷっ、おまえの息の根がとまって死体になっても蹴り続けてやろうか?」

 それが可能なのだから恐ろしい。

 僕は涙を流し、蹴りの合間に「ひゃめでええッ♡♡ サッカーボールにしないでええッ♡♡」と命乞いしては、女豹たちの嗜虐心を満たしてしまっていった。

「かわいそうだから、ハンデをやるよ」

「おチビちゃんではリングから脱出なんてできないですからね」

「ウチらのどっちかのおっぱいに触れられたら、蹴るのを止めてやる」

「ふふっ、がんばってくださいね、おチビちゃん」

 絶望。

 彼女たちのおっぱいに触れる。それはハンデではなかった。ただの絶対不可能なミッション。背筋が凍って棒立ちになってしまう。

(無理♡♡・・・・・無理♡♡・・・・・)

 ドッゴオンッ!

 ボゴオオンッ!

 彼女たちの長い脚が躍動していく。それは絶望的なリーチの差だった。僕からは絶対に彼女たちに手が届かない。どんなことをしたところで彼女たちに触れることもできないのだ。

「ふふっ」

「おらっ」

 それなのに彼女たちは簡単に僕を蹴ることができる。安全な距離を保って遠巻きに獲物を見ながら脚を動かせば良い。それだけで獲物である僕のことを蹴り痛めつけることができる。

(たじゅげで♡♡・・・・・ゆるじで♡♡)

 蹴られて悶える。

 遠くにあるサユリさんとヒトミさんの笑顔に鑑賞される。肉体の大きさの差が実力の差そのものであることを教えられる。人間としての格さえ違っている。僕は圧倒的強者に蹂躙される興奮で先走りのツユをびゅっびゅっと垂らしながら、ボロ雑巾になるまで蹴られていった。

「ラストです」

「とどめッ」

 ぐっじゃああああああッ!

 最後に僕の頭部が直蹴りでサンドイッチにされた。

 真正面の顔面をサユリさんの足裏に、後頭部をヒトミさんの足裏に潰される。僕の頭部よりも大きな足裏が二つ強烈な力を放っている。立ったまま顔面と後頭部を足裏で踏み潰され―――倒れることもできないまま持ち上げられてしまう。両腕がダランと垂れ、足腰も立たなくなっていたので、頭部を支点に宙づりになるような格好。長身女性様の大きな足裏だけで息の根を止められてしまった。

「ふふっ、惨めですね、おチビちゃん」

「なさけないな~、チ~ビ」

 足裏でサンドイッチにされ、宙づりにされながら、長身女王様たちの嬉しそうな声を聞く。

「だいぶ弱くなってますね」

「ウチらが毎日犯してるからか?」

「体が疲れてるんでしょうね」

「最近はお仕事も忙しいみたいだもんな?」

「・・・・・仕事なんてしなくていいのに」

 ぐりぐりッ!

 サユリさんの足裏が僕の顔面をミンチにする。それに呼応するようにヒトミさんの足裏も僕の後頭部を踏み潰しにかかった。彼女たちの大きな足裏に包み込まれるようになった僕の矮小な頭部がミシミシと軋むほどの強さ。足裏で覆われ暗闇になった視界でもサユリさんが怒っているのが分かった。

「わたしが養ってあげるって言ってるのに仕事も辞めずに強情なんですから」

「あ~、チビってそういうところあるッスよね~。妙に頑固というか」

「まあ、そういうところもかわいいんですけど」

 ぐりぐりっ。

 足裏サンドイッチは継続。僕という玩具を足裏で潰しながらサユリさんとヒトミさんが談笑を楽しんでいる。

「あ、そうだ、いいこと思いついたッス」

 ヒトミさんが元気よく言って、僕の後頭部を踏み潰すのを止めた。

 足裏サンドイッチから解放されて、僕の体がそのままドサリとリングに倒れた。仰向けで「あひあひ♡♡」と悶えながら足裏で奪われていた呼吸を貪っていく。はるか高みにあるサユリさんの顔が驚きの表情を浮かべ、隣のヒトミさんに問いかけているのが見えた。

「いいことって、なんですかヒトミちゃん」

「ふふっ、チビの仕事ッスよ」

「え?」

「チビにボコられ風俗の店長をやってもらえばいいんッス。この店の店長の仕事をやらせればいいんッスよ~」

 ヒトミさんがニンマリ笑って、仰向けに倒れた僕のことを見下ろしてくる。

「そうすれば、一石二鳥ッス。チビが仕事で消耗することもないし、ウチらも長い時間チビで遊べる。ね、名案じゃないッスか?」

 勝ち誇るような言葉。

 サユリさんも一瞬だけ絶句した後、満足そうな笑顔を浮かべた。むしろなぜそんな簡単なことを思いつかなかったのだろうと自分を責めているように見えた。

「て、店長なんて、そ、そんな・・・・・」

 突っ込みどころが満載なのに、誰も疑問を差し挟まない現状に耐えきれず、僕は言った。

「そんなの無理ですよ。だって、もともといる店長さんにはどう説明するんですか?」

 まだ会ったこともないボコられ風俗の店長が、黙ってその座を僕に譲ることなんて考えられないではないか。至極当然の疑問のはずだが、

「ああ、あいつ?」

 ヒトミさんが鼻で笑った。

「大丈夫だよ。だってあいつ、もうウチの操り人形だもん」

「え?」

「チビのことウチの専属トレーナーにするって言ったら、あいつ「そんなこと許さん」とかナマイキ言うからさ~。このKカップおっぱいに顔面押し込んで洗脳しちった」

 ほら、これ。

 そう言ってヒトミさんがスポーツウエアをたくしあげた。現れたのは布地面積が極小の下着に包まれた爆乳だ。褐色の強そうな張りのある乳肉が大迫力で鎮座している。むわっと蒸気のように立ちあがっているのは凶悪フェロモン様で、仰向けで倒れている僕のところまで雄の神経を破壊する匂いがただよってきた。

「一瞬だった。このおっぱいで店長の顔面丸呑みして、軽くフェロモン嗅がせただけで操り人形の完成~。脳髄グジャグジャにして人格破壊しちったからね~。いつも悪ぶって偉そうな男だったけど、あっという間だったよ」

「ふふっ、操り人形になった店長さんは、今は女の子たちの足置きマット兼足舐め掃除機になってしまったんですよ? 年下の女の子たちに残酷に使われてしまっています」

「うわ、サユリさんがそれ言うッスか~? 店長のこと率先して調教してたじゃないッスか。そのおかけで、あいつの足舐めけっこうきもちいいって、みんなにも好評ッスよね」

 仁王立ちになった長身女性様たちが談笑している。

 それが恐ろしくて仕方ない。この二人は簡単に男を操り人形にできてしまうのだ。それを思うとさらに興奮してしまった。

「で、どうなんだよ」

 ヒトミさんが僕のことを見下ろして言う。

「やるの? やらないの?」

「で、でも、僕、仕事してるし」

「辞めろそんなの。秒で辞めろ」

「しょ、しょんなああああああ」

 どうでもいい仕事かもしれないけれども長年勤めてきた愛着みたいなものがある。それをこんなお遊びみたいに辞めるなんて、どうしてもしたくなかった。

「反抗的だなあ、おい」

「おチビちゃんのくせに、なまいきですね」

 長身女性様たちの笑顔が怖い。

 はるか高みにある彼女たちの顔がクスクス笑いながら虫けらのような僕を見下ろしていた。

「仕事辞めないなら、こうだぞ?」

「潰しちゃいますよ?」

 言いながら二人が片足を振り上げる。

 大きくて強い女性の足。純白と褐色の鍛え上げられた下半身が振り上げられ、狙いを定めているのが分かった。さきほどまで僕の頭部を潰していた大きな足裏が、正確に僕の顔面を狙っていた。

「仕事辞めないなら、踏み潰します」

「店長やるよな?」

 迫力満点に二人が言う。

 僕は「ひい」と悲鳴を漏らすことしかできない。

 怖い。

 踏み潰されてしまう。

 あの大きな足裏で顔面を潰されてしまう。手加減抜きで踏み潰されたらひとたまりもない。格上女性様の足でぺちゃんこになる未来しか見えなかった。

「は」

 殺されたくなくて、

 僕は言った。

「はひいいいいっ♡♡ 仕事辞めて、店長やりましゅうううううッ♡♡」

 言わされた。

 暴力で脅されて自分の意にそぐわない言葉を宣言させられてしまったのだ。その惨めさだけでマゾイキする。びくんびくんと体が撥ねて、こちらを見下ろしてくる長身女性様たちに媚びを売っていった。

「「よし」」

 ニンマリ笑った二人が声をそろえて、

「「ご褒美」」

 どっすうんんんッ!

 べっぎいいいいッ!

 力強く僕の顔面を踏み潰した。

 仁王立ちとなった長身女性様二人の大きな足裏が僕の顔面に炸裂する。大きすぎて僕の顔面どころか頭部全体が彼女たちの足裏の下敷きになる。その衝撃で僕の体がリングの上でバウンドし、マゾイキする。懲罰ではなくご褒美。それを噛みしめながら、僕は彼女たちの足裏をぺろぺろと舐めていった。



 ●●●



 ボコられ風俗の店長としての仕事が始まった。

 それは拍子抜けするほど簡単な仕事だった。

 おそらくボコられ風俗が特殊なのだろう。ネットで風俗店の店長の仕事を検索すると、それはもう大変な仕事であることが分かる。ネットの広告をどのタイミングでどれくらい打つのかとか、女の子の募集や勤務日の調整、さらには売り上げの管理を含めて仕事は多岐に及ぶらしい。

 けれど、ボコられ風俗ではそれらの仕事のほとんどを店長がやる必要がなかった。そもそもボコられ風俗は口コミで集客しているので、ネット広告は打っていない。勤務日調整も【選手】たちが自発的にライングループを組んでやってくれていた。ボコられ風俗店のあるビルにはジムや格闘技クラブもあって、女の子たちはヒマさえあればここで汗をかいているので、【選手】が足りなくなれば声をかけて来てもらうことも可能だった。お金の管理も選手が自主的に申告してくれる。施設の掃除だって業者に頼んでいた。

 だから僕の仕事といえば、最終的な確認と決済をすることくらいだった。ほかの時間は受付台に座って、お客さんの相手をすることくらいしか仕事はなかった。けれど接客だって受付の女性が主に対応してくれて、僕がやることなんてほとんどなかった。

「店長はどんと構えてくれたらいいですよ」

 そう言ってくれたのは受付の女の子だ。

 僕が初めてボコられ風俗に来た時に対応してくれた女性。180センチを越える長身と鍛え上げられた体を見て、はじめは【選手】かと思ったのだが違うらしい。ショートカットで小顔の大人っぽい大学生―――彼女の名前はユカリといった。

「前の店長はちょっと偉そうだったんですよね。雇われ店長なのに、調子に乗っていたというか」

 ユカリさんと受付台に並んで座りながら雑談をする。お客さんが途切れた時には彼女と話しをすることが多かった。

「や、雇われ店長ですか?」

「そうです。というか、このビル全体の所有者ってサユリさんなんですよ。しかも、このボコられ風俗も、他の階のジムや格闘技クラブも、サユリさんがオーナーなんです」

 衝撃の話しだった。

 サユリさんは金持ちだとは思っていたけれど、ケタ外れの財力だった。ということは元店長はサユリさんに雇われていたということなのだろう。もちろん僕もサユリさんに雇われているのだ。

「その・・・・・ユカリさんは【選手】をやってみたいとかは思わないんですか?」

 僕は気になっていたことを質問してみた。

 この長身だ。運動神経もよさそうだし、すごく人気になると思うのだが、

「あ~、そうですね。今のところ【選手】になる気はありませんね」

 ユカリさんがニッコリと笑って、

「もともとわたしはこのビルの格闘技クラブを利用していたんです。そこでサユリさんからボコられ風俗にスカウトされたんですが、断ったんですよ。それでも時給がよかったので、受付の仕事だけさせてもらってるんですよね」

「あ、そうだったんですね」

「はい。まあ、【選手】になっても別にいいんですが」

 にっこりと笑ったユカリさんが、次の瞬間、衝撃的なことを言い出した。

「わたし実は―――プライベートで奴隷を何匹も飼ってるんですよね」

「え?」

「だから、そういうことを仕事にはしたくないんです。男をボコボコにして楽しむのは、プライベートだけで満足しているので」

 ユカリさんは終始ニッコリと笑顔のままだった。

 僕はその優しそうな雰囲気と、彼女の口から漏れた「プライベートでも奴隷を飼っている」という言葉にビクンっと震えてしまった。

(こ、この人もサディストなんだ)

 優しそうな笑顔を浮かべていても、目の前の長身女性様はサディストなのだ。

 サユリさんやヒトミさんと同じように、男を圧倒してしまう肉体と精神性の持ち主。その体の大きさを隣に感じて、僕は思わずマゾイキしそうになった。

「おっつー。終わったよ~」

 そこにヒトミさんが現れた。

 褐色の長身爆乳ギャルが気怠げに歩いてきて、受付台の中に入ってくる。そして当然のように僕の隣に密着して座ってきた。ヒトミさんとユカリさんの巨体に挟まれて、肉の監獄に閉じ込められたように感じられ、興奮してしまう。

「あ~、疲れた」

「おつかれさまです、ヒトミさん」

「おう。もっと敬え」

 おどけたようにヒトミさんが言う。

 僕はうちわでヒトミさんに風を送ってプレイを終えた彼女をねぎらおうと必死だった。

「5連続とか、ちょっとウチ働き過ぎじゃない?」

「す、すみません。でも、ヒトミさん人気だから」

「まあ、操り人形増やし過ぎたのが悪かったんだろうな~。あいつら、ウチがボコってやらないと射精できないもんね~」

 気怠げに言いながらヒトミさんが片手で僕の頭を撫でてくる。わしゃわしゃと乱暴に犬の頭を撫でるような手つき。僕はトロンとした瞳を浮かべるだけになってしまった。

「あ、ユカリっち。リング空いたよ?」

 僕の頭を撫でながらヒトミさんが言う。

「もうこの後は予約入ってないから使っていいと思うよ?」

「ありがとうヒトミちゃん。それじゃあ、遠慮なく使わせてもらうね」

 ユカリさんが立ち上がる。

 その大きさに圧倒されていると、彼女がニッコリ笑って僕のことを見下ろしてきた。

「店長もお疲れ様です。リング、使わせてもらいますね」

「あ、は、はい」

「ちょっと汚してしまうとは思いますけど、きちんと掃除もさせますから、安心してください」

 そうして大きなボストンバッグを持って去っていく。彼女の姿がプレイルームに消えた瞬間に、玄関から美形の若い男が3人ほど入店してきて、こちらにぺこりと頭を下げた後、ユカリさんが入っていったプレイルームに消えた。なんなんだいったいと疑問に思っていると、ヒトミさんが、

「あれ、ユカリっちの奴隷」

「え?」

「さっき入店してきた男3匹だっつーの。これから調教が始まるんだよね~」

 わしゃわしゃとヒトミさんが僕の頭を撫でる。

「すげえんだよ、ユカリっちの調教。さっきのボストンバッグの中に鞭とかいろんなのが入ってんの。一度見させてもらったけど、やばかったな~。すげえ女王様って感じ。普段のニコニコした様子とは正反対の氷の女王って感じでさ~。奴隷どもも完全に躾けられてて絶対服従って感じなんだよね~」

 僕は信じられない思いでいっぱいだった。あの優しそうな笑顔を浮かべた女性が女王様・・・・・・そのギャップに認識が追いつかない。 

「あ、始まったぞ」

 ヒトミさんの声かけで僕も気づく。

 遠くから男の悲鳴が聞こえてくる。命の危険を覚えた者だけが発することのできる断末魔の悲鳴だ。それがプレイルームのほうから聞こえてきた。

「鞭打ちかな~? ユカリっちの鞭はえぐいからね~。皮膚とかベロベロになるの。そんだけやっても鞭打ち一発ごとに射精させちゃうんだから、すげえよね」

 ヒトミさんの言葉が頭に入ってこない。

 今も遠くから聞こえてくる断末魔の悲鳴。防音には気をつかってあるプレイルームから、これだけの悲鳴が聞こえてくるのだ。受付台からは見えない密室の中で繰り広げられているであろう残酷な調教風景が脳裏に思い浮かぶ。さきほどまで隣で笑っていた長身女性様が鞭を振っている。男たちを奴隷にして調教しているのだ。それを思うと興奮して、僕は勃起してしまった。

「おい」

 途端にヒトミさんが不機嫌そうに顔をしかめる。

「ウチが隣にいるのに、他の女のこと考えて勃起するなんて、いい度胸だな」

「す、すみま、」

「忘れさせてやるよ」

 有無を言わさず胸ぐらをつかまれる。

 そのまま乱暴にヒトミさんの巨体に引き寄せられて、熱烈に唇が奪われた。

「むふうううううッ♡♡♡♡」

 いつものように荒々しいディープキス。

 ヒトミさんの肉厚な舌が僕の口内を蹂躙する。すぐに体から力が抜けて動けなくなる。受付台といういつ人が来るか分からない場所で、褐色長身爆乳ギャル様に犯される。すぐに骨抜きにされてしまった。

「ぷはあッ」

 ようやく唇が解放される。

 ねっとりとした唾液の橋がヒトミさんと僕の口を繋いでいる。僕はトロンとした瞳で彼女のことを見上げることしかできなかった。

「ぷぷっ、チビ、もうトロトロだな」

「あひんッ♡♡」

「よーしよし、じゃ、家帰ってセックスすっぞ」

 がしっと体がつかまれる。

 店長としての仕事とか、店の戸締まりとか、そういったことが頭に浮かぶのだが抵抗なんてできない。僕はもうヒトミさんの虜になっていて、抗うことなんてできるはずがなかった。そんな僕の状態をしっかり把握したヒトミさんが、ニンマリ笑って、一言、

「返事」

「はひいいッ♡♡ セックスしましゅううッ♡♡」

 情けなく叫ぶ。

 ますますニンマリ笑ったヒトミさんに連行される。家に着くまで、ずっと、ヒトミさんは僕のことをはなしてくれなかった。



 *



「あひんんんんッ♡♡♡♡」

 家に着くなりセックスが始まる。

 玄関を開け鍵を閉める時間さえ許されず、僕は犯されていった。

「お~ら、足裏セックスきもちいか?」

 背後からのヒトミさんの声。

 僕はベットの上で座らされ、背後からヒトミさんに抱きしめられていた。彼女の鍛えられた両腕が僕の体を拘束してしまっている。その長い脚が僕の胴体を挟みこみ、あぐらをかくような格好になっている。大きな足裏と足裏に肉棒を挟まれて、永遠と足裏でセックスをされていた。

「おら、腰ヘコヘコしろよ」

「あひんッ♡♡♡♡」

「ウチの足裏にチビち●ぽ打ち付けてセックスしろ」

「ひいんッ♡♡♡♡」

 僕は腰を振った。

 男が女を犯す。そのための腰振り。それなのに僕は長身女性様の足裏とセックスしていく。ヒトミさんの大きな足裏と足裏でできた穴に自分の肉棒をピストンさせる。背後から抱きしめられながら必死に腰を浮かして、肉棒を打ち付けていった。

「あ~、へこへこセックス始まったな~?」

「ひいんッ♡♡ あひんッ♡♡」

「へたくそセックス。そんなんじゃ女の子を満足させられないぞ~」

「あひんッ♡♡ あへえッ♡♡」

「ほら、がんばれがんばれ。一生懸命腰振ってセックスしろ。足裏妊娠させるためにがんばってくだちゃ~い」

 煽られる。

 バカにされる。

 背後から抱きしめられ、足裏とセックスしている様子を鑑賞されながら、必死にへこへこと腰を動かす。肉棒を打ち付けているのは女性の足裏なのだ。普段は地面を踏みしめている汚い場所。間違ってもセックスをする部位ではない。それなのに、僕ははやくも屈服しそうになっていた。

(足裏様、きもちいいいいッ♡♡)

 僕は夢中になって腰を振った。

 ヒトミさんの大きな足裏様にぺちゃんこにされながら腰を振るう。大きな足裏様で肉棒を踏み潰されながらセックスをしている感覚で全身が歓喜する。被虐の快感で脳をおかしくさせながら、へこへこセックスを止めることができない。足裏様を妊娠させるために、一生懸命に腰を振っていく。しかし、それだけやっても、僕は足裏一つ満足させることができなかったらしい。背後から辛辣な言葉が囁かれる。

「へたくそ」

「くううんッ」

「セックスの才能ないね、おまえ」

「くううんッ」

「そんなんじゃ女の子の足裏さえ満足させられないよ? へこへこ腰振って、惨めだね」

 バカにされる。

 女の子からセックスをバカにされて屈辱の極みにたたき落とされる。けれどマゾの僕はそれでさらに興奮してしまうのだ。背後から「ふっ」と鼻で笑われ、始まってしまった。

「セックスっていうのは、こうやってやるんだよ」

 グジャアッ!

 バジュンッ! ジュじゃアッ!

「ひいいいいんんんッ♡♡♡♡」

 足裏と足裏で僕の肉棒を挟み潰しながらピストンが始まる。

 ヒトミさんの大きな足が上下に荒々しく動かされていく。乱暴に力強く―――それでいて肉棒の弱点を的確についた足コキ。褐色の大きな足裏様に肉棒がぺちゃんこにされながら、ひたすらに犯されていく。

「見える? 足裏で犯されてるな?」

「ひいんんッ♡♡」

「おまえの腰振りセックスより、ウチの足裏のほうがセックス上手だね~」

 背後から煽られる。

 耳元に伝わってくるヒトミさんのバカにしたような声と、目の前で展開されている足裏レイプによって早くも限界になった。

「とどめ」

 さらにヒトミさんが僕の乳首を指でひっかいた。

 カリッ♡ かりっ♡ かりッ♡

 その刺激で僕の体が電気ショックをくらったみたいに痙攣する。耳元でヒトミさんが、

「イけ」

「ひゃあああああッ♡♡」

 どっびゅううううッ!

 びゅっびゅうううッ!

 射精した。

 ひとたまりもなかった。ヒトミさんの「イけ」が完全にトリガーになってしまっている。僕は限界を越えて射精していく。大量の白い液体がヒトミさんの褐色の足裏にこべりついていった。その光景はまるで、

「ぷぷっ、足裏に種付けしちゃったな」

「ひいんッ♡♡」

「女の子のアソコじゃなくて、足裏に種付けしちゃった」

「あひんッ♡♡」

「惨めだね~。おらっ、ぜんぶ搾り取ってやるよ」

 ヒトミさんの足裏が肉棒をしこりあげる。

 根本から亀頭にかけて、尿道にたまっている精液を根こそぎ奪うような動き。ゴムチューブの中身を一滴たりとも逃さないと決意しているような執拗なしこり方で、僕はすべてを奪われてしまった。

「すげえ量だな」

 射精が終わり、褐色の足裏にこべりついた白い精液を見ながらヒトミさんが言う。僕はヒトミさんに背後から抱きしめられながら、彼女の足裏に種付けした自分の子種を呆然と見つめていた。

「マゾ精子、ぜんぶ絞りとっちった」

「ひいんッ♡♡」

「虐殺開始ッ」

 ぐじゃあああッ!

 おどけたように言って、ヒトミさんが足裏と足裏を重ねる。僕の胴体を太ももで挟みこみ、あぐらを組んだような格好になりながら、その大きな足裏と足裏を重ね合わせたのだ。足裏に付着していた精液が、ヒトミさんの大きな足裏と足裏の間で踏み潰され、ミンチにされてしまった。

「おら、マゾ精子、殺されてくぞ?」

「ひいんッ♡♡」

「ちゃんと見ろ。おまえのマゾ精子が一匹一匹、ウチの大きな足裏で踏み潰されて死んでく。かわいそうにな~。おまえがマゾだから、生まれたばかりのマゾ精子がぐじゃぐじゃに殺されていくんだよ」

 ぐじゃああッ!

 ずちょおおッ!

 大量の精液が足裏で潰れていく。それを見せつけられる。大きな足裏と足裏が躍動して、粘着質な音を響かせながら、こねくりまわされていく。僕の子種が女性の大きな足裏によって殺されていった。

「ひいいんんんんッ♡♡」

 見せつけられて興奮する。

 あれだけ射精したのにもうフル勃起した肉棒が、ご主人様に媚びを売るようにパタパタと前後に動き始めた。

「ぷぷっ、マゾは便利でいいな~」

 ヒトミさんが笑う。

 肉食動物が草食動物を喰らうみたいに、彼女が襲いかかってくる。あっという間に馬乗りになられて、ニンマリと見下ろされた。

「じゃ、セックスすっぞ」

「ひいんッ!」

「今度はウチのアソコでチビのマゾ精子虐殺してやっよ」

 ニンマリとした笑顔がとにかく怖い。怖くて美しい。僕は恐怖か歓喜か分からずボロボロと泣き、ヒトミさんに犯されていった。彼女が満足するまで、ずっと、騎乗位腰振りセックスが続いた。



 ●●●



 ボコられ風俗の店長として毎日店舗に顔を出す。

 ほとんど仕事らしい仕事はなかったが、それでも毎日がんばった。店舗内の整理整頓を徹底して、女の子たちが働きやすい環境を整える。できることは少なかったが自分にできることを一つ一つこなしていった。そんな数少ない店長の仕事の一つが新人との面接だった。

「伊藤カナタです。よろしくお願いします」

 ボコられ風俗の会議室で僕は一人の少女と面談をしていた。ボコられ風俗で働きたいという希望の電話があり、面談することになったのだ。

(すごく・・・・・若い子だな)

 それが印象的だった。

 ボコられ風俗で働きたいと希望するだけあって、カナタさんは長身だった。簡単なプロフィールを書いてもらったところ、身長の欄には178センチとある。胸も大きくて全体的に発育がすごい。なまいきそうな猫のようなクリっとした瞳と、ショートカットの髪型がよく似合っている。それなのにどこか幼さを感じさせるのは何故なのだろうか。

「わたし、どうしてもボコられ風俗で働きたいんです」

 熱意をこめてカナタさんが言った。

 その大きな体をぐいっとこちらに近づけてきて、切羽詰まった様子で迫ってくる。僕は圧倒されながら質問した。

「ど、どうしてボコられ風俗なんですか?」

「え?」

「風俗店ならほかにもたくさんあると思うけど」

「あの・・・・・その・・・・・・」

 言いにくそうにしているカナタさん。けれど彼女は覚悟を決めたように言った。

「あの・・・・・わたし・・・・・」

「うん」

「・・・・合法的に男を痛めつけたいんです」

「え?」

「男を合法的に殴ったり絞め落としたりしたい。これまで我慢してきたから、徹底的にやりたい」

 静かに希望を口にしたカナタさんの瞳は嗜虐的に輝いていた。こんなにも幼い印象を受ける少女のサディストとしての一面に股間が反応しそうになる。

「ボコられ風俗では合法的に男をボコれるんですよね」

「そ、そりゃあ、そういうお店だからね」

「だからわたし、ここで働きたいんです」

 さらにカナタさんが体を乗り出してくる。

 僕は圧倒されながら、とりあえず事務的な確認作業をしていくことにした。

「あの、それじゃあ、身分証を見せてもらっていいですか? 年齢制限とか、いろいろあるので」

「はい」

 そうして物怖じせずにカナタさんがバックから財布を取り出し、身分証を取り出す。そのバッグや財布もまるで女子高生が使うようなファンシーなもので、彼女の幼さを強調しているように思えた。

「よろしくお願いします」

「は、はい」

 身分証を受け取る。

 度肝を抜かれた。

「え、栄光女学院高等学校?」

 手に持った身分証にはそう書かれていた。

 高等学校。つまりは目の前の少女は、まぎれもなく現役の高校生ということだ。

「問題ないですよね?」

「う」

「わたし4月生まれなので、もう18歳です」

「い、いや。いやいやいや」

 僕は狼狽しながら言った。

「ダメだよ。ダメダメ」

「ど、どうして?」

「いや、だって、高校生なんだよね? ボコられ風俗は風俗店なんだよ? そんなの無理だよ」

 さとすように言う。

 カナタさんも自分で無理なことは分かっていたのだろう。それ以上強く迫ってくることもなく、うなだれてしまった。

「やっぱり、ダメです?」

「う、うん。高校卒業したら問題ないと思うから、そのときにまた」

「・・・・・でも、もう限界で・・・・・」

 うつむいてしまうカナタさんだった。

 限界というのは自分を抑えることが限界だということなのだろう。男をボコボコにしたくて仕方ないのだ。その苛烈なサディストぶりに体がふるえそうになる。なんとかしてあげたいと思った僕は、妥協案を伝えることにした。

「あの・・・・候補生という形だったら大丈夫かもしれない」

「え?」

「ボコられ風俗のオーナーはジムと格闘倶楽部もやってるんだよ。カナタさんにはそこに所属してもらって、アルバイトをしてもらいながら、内緒でボコられ風俗の研修を受けてもらう・・・・・もちろん性的なことの研修はできないけど、男を効率的にボコる練習だったらできると思うんだ」

 どうかな?

 そう問いかけると、カナタさんはキラキラした瞳で僕のことを見つめてきた。その美貌に「う」と呻いてしまう。

「それで大丈夫です! ありがとうございます店長さんッ!」

 こうしてカナタさんが候補生としてボコられ風俗に入ることになった。ヒトミさんからは「ロリコン」と言われ散々だったが、サユリさんからは評価された。カナタさんの素質をサユリさんも見抜いていたのだろう。ボコられ風俗の研修の講師役も、サユリさんがやってくれることになった。

 

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* サンプルはここまでです。

* 続きは200円プラン以上で読めます。

* 続きは約1万5000文字です。



お品書き

1 サユリさんの研修モルモットにされる。

2 現役JK様による連続絞め落とし。

3 受付嬢の女王様プレイ。

などです。