2月21日
とりあえず、今日から日記をかくことにした。
日記というよりは、彼の観察記録になると思う。
わたしは、[教祖]側になるつもりだから、彼の敗北記録になるだろう。
なんてことを書いて、[信徒]側になったら痛々しいけれど、でも大丈夫だと思う。
今日だってわたしの快勝だったし、この調子でいけば、わたしのことを崇拝させるのに時間はかからない・・・・・・よね。
前置きする必要なんてないのだけれど、この日記は結婚式をあげた日から一週間の記録。
ここでいちおう、日記の趣旨を明確にするために、わたしたちの結婚の慣習を書いておくことにする。
「結婚とは、夫か妻のいずれかが、相手のことを崇拝し、神として崇める男女間の関係のことをいう(広辞苑からの抜粋)」
夫婦の地位は平等ではなく、どちらか一方が相手を崇拝する[信徒]になることになる。
相手の命令は絶対で、喜んで言いなりになる。そういう関係を結ぶのが結婚だ。
その優劣は、結婚してから決められることになる。
正確には、結婚してから一週間。その間、仕事は強制的に休み。夫婦間の優劣を決するために、ひたすら努力しなければならない。
と、難しいはなしはここまで。
とりあえず、結婚式を含めて、さっき初夜が終わったので、そのことを順に書いていこうかな。
まず、最初は、親族だけの結婚式がいちおう終わって、披露宴も滞りなく進んだ終盤の出来事だった。
俗にいう、力試しのキスだ。
誓いのキスとは違って、このときばかりは、親戚の子供たちは別室に移されることになる。大人だけが残った大広間で、わたしと彼は、熱い熱い口づけをした。
これは、夫婦のどちらが優位にたつかを判断するうえでの道しるべ的な役割をはたすらしい。
つまり、この勝負に勝てば、その後の一週間でも、相手を負かし続けられるという、一つの判断材料になるのである。
わたしは、ウエディングドレス姿のままだった。ここだけの話だけど、これは作戦だった。
自分のことをこうして書くのは変だけど、わたしの胸はけっこう大きい。
ウエディングドレスはそれを強調するような過激なものにしておいたので、彼のことを少しでも興奮させられると思って、ドレス姿でしたのだ。
まず、わたしは彼の胸板を征服するように、大きく露出している胸を押しつけた。
そのとき、彼は「うっ」と小さく呻いて、背後に逃れようとしたので、逃がすまじと、勢いよくキスをした。
そこからは一方的な展開である。
あっという間に彼は勃起して、瞳を潤ませて、膝をガタガタ震わせたあげくに、片膝を地面についた。
たぶん、五分もかからなかっただろう。たったの五分で、彼は周りを親戚のみんなに囲われた中で、あまりの快楽に膝を地面についてしまったのだ。
片膝をついて、わたしのことを信じられないような視線で見上げてくる彼はとても可愛かった。
彼もびっくりしたと思う。結婚するまでは、エッチのときはいつも彼が主導で、わたしは受け身だったんだから。
でもなあ・・・・。
こんなことを日記に書きたくないけど、彼のエッチはあまりうまくない。キスだって中学生みたいに舌をなめるだけだし、全然洗練されていないのだ。
だからこそ、さっきまでの初夜のベットでも、一方的に喘ぐだけだったんだし・・・・
そうそう、初夜のことは当然書かなくてはいけないだろう。
ついさっき終わったばかりで、ちょっと首を横にやってみれば、ベットの上で大の字になっている彼が気を失っている。
目を見開いたままだし、ときおり体をビクンビクン痙攣させていて気持ちが悪い。筋肉のよく発達した大の男が、またを開いて仰向けになっているのも、ちょっとどうかなと思う。
始める当初は、さすがにアソコは使わなくても大丈夫だけど、口くらいは使わないとマズいかなと思っていたんだけど、予想以上に、彼は弱かった。
今日、わたしは手コキだけで、彼を三度失神させ、13回ほど射精させた。
まるで牛のミルクを絞っているみたいだった。ちょっと握ってあげただけなのに、女の子みたいな悲鳴をあげて、どびゅどびゅ白い液体をまき散らしていたっけ。
最初は本気だったんだけど、なんだか途中からバカバカしくなっちゃって、露骨に手を抜いてみた。なのに、彼はまったくわたしに歯がたたなかった。
なんで、どうして、と、泣きながら、精子をまき散らしながら問いかけてくる彼はとても可愛かった。
屈辱にまみれた顔で、わたしのことを仰ぎみてくる彼を愛おしく思った。
おそらく、彼は、わたしがこんなにもセックスがうまいとは思っていなかっただろう。
それもそのはずで、なぜなら今まで、わたしは彼との行為に本気をだしていなかったからだ。彼主導で続いてきたセックス。それも昨日までのことだ。今日からは、わたしがすべてを支配する。彼の射精のタイミングから、失神する瞬間までも、すべてはわたしの手のひらの中だ。
ということで、今日はわたしの圧勝だった。この調子で彼を圧倒し続け、もうわたしには何をしても勝てないと思いこませ、わたしのことを崇拝させよう。
明日も朝からがんばらないといけない。今日は、この辺にしておこうと思う。
2月22日
長い一日が終わった。
さすがに、わたしも疲れている。ずっと責めっぱなしだったから、握力とかがなくなっているのが分かる。
まあでも、仕方がない。一日中、彼のモノを握り、搾り取っていたのだから、これくらいの疲労は当然だろう。
呆れたことに、今日も彼はセックスで勝負を挑んできた。
もう少し、工夫があってもいいんじゃないかと、わたしは内心で呆れた。昨日、あれだけ搾りとられておいて、まだ搾り取られ足りないのかと、アホらしく思った。
まあでも、きっと彼のプライドが許さなかったのだろう。
彼はSなのだ。付き合っているときからそうだった。だから、わたしに負けることが我慢ならなかったのだろう。
まったく、男っていうのはなんてバカなんだろうか。恋人時代では、彼と結婚するために、わたしが手加減してあげていたということに気がついていないのだ。
容赦する必要なんてない。
わたしは、彼の精子をこれでもかと搾り取っていった。
部屋には早々に男の臭いがただよって、ベットのシーツには、大量の白い液体がまきちらされた。
悲鳴にも似た声で喘ぎながら、彼は抵抗を続けたが、それも6時間が経過するまでのことだった。
6時間後、たっぷり搾り取られ、精魂つきはてた彼は、ぐったりとしてわたしのなすがままになった。
大学時代はサッカーに明け暮れたというのに、その体力のなさはどうなのかと思った。
しかし、もとからわたしのほうが体力があるとは分かっていたので、そのまま彼のモノを責め続けた。
わたしは高校時代、陸上部で活動していて、体力には自信があったのだ。だから、恋人時代の彼とのセックスは不満だった。うまくないというのもあるけれど、すぐに彼が疲れてやめてしまうのだ。3回しかやってないのに「今日はこのへんで」なんて言ってしまう彼のことを内心不満に思っていた。
いまは、そんな不満を感じることなんてない。わたしが彼を支配するのだ。わたしが満足するまで、セックスは終わらない。
とはいっても、今日も彼のモノをわたしの中にいれることはしなかった。そこまでやる必要がなかったからだ。
ひたすらの手コキ。それだけでも十分かと思ったけれど、なんだか飽きてきたので、足でもしてあげた。
自分でいうのは、やっぱりおかしいけれど、わたしの脚は長い。彼も、そんなわたしの脚に夢中であるのには気づいていたので、たっぷりと、いろいろな体勢で、搾り取ってあげた。
そうそう、わたしは今日一日、ずっと服を着たままだった。反対に、彼はセックスが始まってすぐに全裸だった。正確には、わたしが服をはぎ取ったのである。
それから一方的な展開だったので、わたしは服を着たままだったということだ。これは、かなりのアドヴァンテージになることと思う。
けっきょく、今日一日で、彼は8回ほど気絶し、精子がでなくなってからも含めると、47回ほど射精したことになる。
14時間、ひたすらに彼のことを責め続けた結果だった。
最後のほうには彼は泣きじゃくり、快感というよりは激痛を感じながらイッていたようだけれど、その泣き顔がまた可愛かった。
体格では勝っている男を、こうして手のひらで転がして、そのすべてを支配するというのはなんて気持ちがいいのかと思う。
もうやめてくれ、ゆるして、ゆるしてください、なんて、泣きじゃくりながら言う彼に、わたしは興奮していた。
やはり、わたしもSなのだ。しかも、彼よりも重度の。わたしの本性に気づけないまま結婚してしまった彼が悪い。これからも、彼のことは徹底的に痛めつけ、完全に支配しようと思う。
さすがに疲れているので、これくらいで終わりにしておこう。明日はいよいよ頂上決戦だ。おそらく、彼は男の筋力とかそういったもの・・・・本来ならばどうしようもない男女間の体格差をいかして勝負にでてくるだろう。
負けるわけにはいかない。今日はもう寝よう。
2月23日
予想的中だった。
彼は、わたしのことを暴力をもって支配しようとしてきたのだ。
朝起きて、ご飯の準備をしていたわたしに、彼は突然襲いかかってきた。
男が女のことを暴力でもって支配しようとするのは、最後の最後、もうこれ以上は手段がないといった極限状態でのことである。
ルールぎりぎりではあるが、このような暴力を用いた屈服方法も認められてはいる。しかし、賞賛される方法ではないだろう。
わたしは、3日目にして、暴力をつかう彼に内心驚きながらも、意を決して彼をむかいうった。
犬のように息を荒げ、目を血走らせて突進してくる彼のパンチをかわし、すぐさま彼の背後へとまわる。
わたしのスピードについていけないらしい彼の首に、腕を絡ませ、そのまま勢いよく絞りあげる。
チョークスリーパーだ。
我ながら見事に極まっていて、脱出なんてできるはずがない。練習の成果を十分に発揮し、相手の頸動脈を完全にシャットアウトしていた。
すぐに彼は「ひゅーひゅー」と息をし始め、膝をついた。目がうつろになり、ポンポンと手をたたき、ギブアップの意思表示をする。
しかし、わたしは力をゆるめなかった。段々と彼の体がビクンビクンと痙攣していった。そして、グタリと体から力がなくなった。
彼はきれいに墜ちていた。白目をむいて、軟体動物のように体中から力をなくして。
これこそ練習の成果だった。
わたしは、この日のために、今まで、スポーツジムで、格闘技の練習にはげんでいたのだ。
通っていたジムに、結婚後男を屈服させたいアナタのための格闘技講座、というのが開催されていた。わたしはそこで、半年間みっちりと練習にはげんだ。力の差はあれども、下手な男子には負けない自信はあったのだ。
けっきょく、その日はわたしが彼を、ひたすらに墜とし続けることになった。
気絶している彼を往復ビンタで起こし、また絞めあげて気絶させる。腕力では彼のほうが上だが、技量ではこちらが圧倒していた。
わたしのほうが強いのだ。
それが分かるととても興奮した。筋力では上の彼を、技をもって痛めつけ、虐めるのはとてつもない快楽だった。
墜として墜として、墜としまくった。
最後のほうでは彼は怯えっぱなしだったけど、容赦せずに暴力で彼を絞めあげ続けた。
明日以降のことも考えて、間接技で彼の腕や脚を痛めつけるのも忘れなかった。ギブアップしても許さず、悲鳴をあげて絶叫する彼のことを、わたしは笑いながら痛めつけた。
最初が肝心とはいうけれど、今日はその意味ではとてもうまくいったと思う。
最後の手段である暴力で、こうまでも女のわたしに負けてしまったのだから。彼の中にはわたしを恐れる思いが生まれていることだろう。
とてもいい気分だった。
当初は、セックスで彼を圧倒してやろうと思っていたのだけれど、これは予定を変更せざるをえないだろう。
明日から、彼のことを徹底的に暴力で痛めつけよう。それだけの強さをわたしはもっている。
今日はここまで。
2月24日
朝起きると、彼はすでに起きていたので、さっそくすることにした。
わたしが近づくと、彼はビクっと体を震わせて、怯え始めた。ガタガタと体が震えている。大きな体なのに、子鹿のようだと思った。
とりあえず、三角締めで彼を墜とした。昨日の影響がまだ残っているのか、彼はほとんど抵抗できないままに、わたしに技をかけられ、そして墜ちた。
気絶した彼を解放することはせず、長い脚の中に挟み込んだままにした。そして、頭をガツガツと殴り、強引に起こす。
そのまますぐに、三角締めだ。これをエンドレスで繰り返した。
墜ちるごとに起こし、起きるごとに墜とす。
彼はずっと、わたしの長い脚に捕らわれたままだった。気絶から起きても、まだ脚に挟み込まれたままというのは、とてつもない恐怖ではないだろうか。
ひとしきり恐怖をすりこみ、彼の体がぐったりしてきたころを見計らって、わたしは次の段階にいくことにした。
打撃技だ。
今までは、ひたすらに間接系の技で彼を痛めつけてきた。体力で勝る彼に勝利するには、それしかなかったからだ。
しかし、これほどまでに憔悴しきった彼ならば、たとえ筋力で勝てなくても圧倒できると思った。
結果は、予想どおりである。
彼の全身は、わたしの蹴りで猿の尻のように真っ赤になった。
わたしの戦法は、相手と距離をとって、足技で相手を翻弄するというものだった。脚の長さでは、彼よりもわたしのほうが上なのである。そのリーチをいかすために、ジムでは蹴り技を中心に練習した。
陸上時代に短距離をやってきたこともあって、わたしの蹴りは結構な威力をもっているらしかった。だから、グロッキー状態の彼を圧倒するなんて、簡単なことなのだ。
彼は、わたしに近づくことすらできなかった。絞め技がこないと分かって、殴りかかろうとする彼は、わたしの蹴りの前になすすべをしらなかった。
脚フェチの彼は、その大好きな脚に痛めつけられてどう思っただろうか。蹴られ、蹴られて、段々に変色していく自分の体を見て、どう思っただろうか。
2時間くらいして、彼の抵抗はまったく意味をなさなくなった。
意識がもうろうとしているのか、ガードも下がっている状況。わたしは彼を壁際に追い込んで、蹴り地獄をおみまいした。
往復ビンタのように、片足だけで、彼の顔面を蹴りまくったのだ。彼の頭が左右に大きく振れて、デスメタルのヘッドシェイクのようで滑稽だった。
地面に倒れても容赦せず、彼をサッカボールのようにして蹴り続けた。全身を踏みつけ、顔面をグリグリと屈辱を感じさせる踏みかたでなぶった。
命の危険を感じたのか、彼は「ゆるしてください」と涙声で懇願してきた。わたしはもちろん許さず、彼を蹴り続けた。
足下で、赤ん坊のように体を丸めた彼が愛おしかった。わたしの脚に手も足もでず、蹴られるしかない彼の姿に、わたしはゾクゾクと興奮していた。
昼に休憩をはさんだ。
そのときに、わたしは彼に脚をマッサージさせた。
ソファーに座り、長い脚を伸ばす。彼は床にひざまずいて、必死に命令通り、わたしの脚をもんでいた。
午前中、あれだけ自分を痛めつけた脚に奉仕するのは、どんな気分だったろう。でも、そのときの彼の瞳には、怯えだけではなく恍惚とした色が浮かんでいるのを、わたしは見逃さなかった。
そのとき、彼はもう従順になっていたのだろう。これ以上蹴られないためにはなんでもするといわんばかりだった。
午後、当然、わたしは彼のマッサージのおかげで回復した脚をもって、彼を蹴りつけた。
すぐに地面に倒れ込んでしまう彼を強引に立たせ、蹴る。
まるでサンドバックだった。最後のほうには悲鳴すらあげることができずに、わたしの蹴りにうめくだけになった彼。
わたしの完全勝利である。
4日目にして、すでに勝敗は決したも同然だった。
この日記を書いている最中も、彼は全裸で、わたしの脚を必死にマッサージしている。
ちょっと視線をおとせば、床にひざまずいている彼が見えるのだ。
従順に、奴隷のように、今日一日、さんざん自分のことを蹴りあげてきた脚に、必死にご奉仕をしている彼。
肉体面では、わたしの圧勝である。あとは、精神面だ。その心を完全に折って、わたしに服従させる必要がある。
明日が楽しみだ。今日はこのへんでおわろう。
2月25日
2月26日
昨日は日記をさぼってしまった。
あまりにも簡単すぎて、ちょっと拍子ぬけしまって、こんなこと、文章として残しておく価値があるのかと、そんなことを思ってしまったからだ。
昨日と今日、彼はわたしの排斥物しか食べていないし、飲んでもいない。
最初は嫌がったけれど、反抗した態度を見せるたびに蹴り続けていたら、いつの間にか従順になった。
今では、彼はわたしの体からでるものならば、喜んで受け入れるようになっている。
床に寝そべって大きく口を開ける彼に、立ちながら放尿するのは快感だった。
もうすでに、家の中にいるときは、彼は全裸でいることが普通になっている。
今も、寝室の床に寝そべって熟睡している彼の姿が見える。
わたしは当然にベットの上で眠るつもりだ。
とにかく、明日が最終日。最後まで徹底的に、彼のことを屈服させようと思う。
2月27日
今日はひたすら彼のことをエッチで責めた。
朝起きてから昼すぎまで、ひたすらに彼のモノを搾り続けた。
けれど、イカせることはしなかった。ソレがビクビクと痙攣し始めるギリギリで動きをとめて、生殺しにした。
4日間も彼は射精しておらず、やっとエッチができると思ったら、ずっとイカせてもらえなかったのだから、彼はとても辛かっただろう。
泣き叫んで、イカしてください、射精させてくださいと、絶叫していた彼。
それでも容赦せずに、快楽責めを繰り返し繰り返し施していった。
彼を四つん這いにして、搾乳のような格好で手コキをした。
わたしは椅子に座り、彼の頭を股の間にはさみながら足でシゴいた。
最後は半狂乱になって、人間のものとは思えない叫び声をあげるだけになった彼。
黒目になんて残らずに白目になり、ひたすらわたしの責めを甘受しなければならない哀れな男。
わたしは、そんな彼の態度に興奮しっぱなしだった。
これからは、毎日彼のこんな姿を見ることができる。そう思うと、とても心がおどった。
日がおちたころ、わたしは仕上げにとりかかることにした。
結婚してから初めて、彼のモノをわたしの中にいれることにしたのだ。
そのときの彼の表情は可愛すぎてどうしようもなかった。だから徹底的に搾り取って しまおうと、わたしは彼の体に馬乗りになり、騎乗位の格好で、彼のモノをひたすらに責めた。
恍惚とした表情を浮かべた彼に、わたしの顔を見つめなさいと命令した。顔をそむけたり目をつむったら、また一からやり直すと脅した。
怯えきった彼は、とても従順に命令にしたがってくれた。
涙をうかべ、弱々しい表情をして、必死にわたしのことを見上げる彼。わたしは、そんな彼のことを冷たく見下ろしながら、激しく動き続けた。
これまでにも散々調教してきた乳首をいじり、快楽地獄におちいった彼は、あっけなく射精した。
わたしの中に、それまで経験したことのない液体が放出され、わたしもそのときばかりはイキかけた。
長い長い射精が終わり、ぐったりした彼だったが、わたしは許さなかった。
これからの夜の営みは、わたしが満足するまで終わることがないのだ。彼の乳首を愛撫し、すぐに復活したモノをまた責めた。
彼は泣き叫んだけれど容赦はしなかった。けっきょく、何もでなくなって、ふにゃふにゃの役立たずになるまで、彼のモノはわたしの中にはいったままだった。
すべての行為が終わり、お風呂にはいって、彼にわたしの体を洗わせた。
そのときには、彼の顔には、わたしに奉仕することの喜びが見られるようになっていた。
暴力で脅されているのではなく、自分の意志で、わたしに奉仕する。
わたしの長い脚をスポンジで洗うときなど、瞳をきらきらさせて恍惚とした表情を浮かべていたものだった。
完全勝利だ。
彼は、わたしに、身も心も従属しきっている。わたしのことを崇拝しきっていて、どんな命令でも喜んで聞くだろう。
この日記を書いている最中も、彼はわたしの脚をペロペロと舐めて清めている。それも、とても嬉しそうに、ききとしてだ。
わたしは、そんな彼の舌を足の指でつまんでひっぱったり、足で往復ビンタをしながら、日記をかいている。
とにもかくにも、わたしたちの夫婦関係はきまったようだ。
明日にも、登記所にいって、二人の関係について登記を申請しようと思う。
なんだか、あっけなく勝負が決してしまった感じだ。
それだけ、元々、彼よりもわたしのほうが、人間として上だったのだろう。
これからはわたしが彼のことをすべて支配して、夫婦関係を円満にするために努めていかなくてはならない。
これからが、とても楽しみ。
とりあえず、寝るまでに彼のことをもう一度虐めてようと思う。
彼のおびえた表情を想像するだけで、はやくもゾクゾクしてしまう。
それじゃあ、また何かあれば書き込むことにして、この日記は終わりにしよう。
おつかれさまでした。