試合はすぐに開始されることになった。

 リングの上には姫華が立っていた。彼女と対峙しているのは、競技パンツ姿になった黒宮だ。

 姫華の競技水着姿は魅力的の一言に尽きた。

 純菜ほどではないが、姫華の体の成長も著しかった。褐色のおっぱいは最初の頃よりも大きくハリが出てしっとりとしたツヤがあった。純白の競技水着からこぼれようとしている巨乳は純菜に次ぐ大きさで、これまで男子部員の精液を大量に搾り取ってきた凶器だ。

 しかし、今回の相手はあの黒宮なのだ。

 総体の男子勝率1位。これまで姫華は一度も黒宮に勝てたことがなかった。それを悔しく思い、いつかリベンジしてやると語っていた姫華の姿が思い出される。

 俺は姫華が心配だった。いざとなったらリングに割って入って黒宮を止めようと、そう決意していた。


「試合開始っ」


 審判員役の佐藤が合図をして、ブザーが鳴った。

 時計が時刻を刻み始める。

 最初に動いたのは黒宮だった。


「しゃああッ」


 蛇の威嚇音のような声を出しながら、奴の片手が姫華のおっぱいに伸びる。力任せにわし掴みにした後、それをぐんにゃりと変形するまで揉んだ。


「ひひっ。お前の弱点はもう分かってるんだよ。ここだよな」


 黒宮が姫華の乳房の一点を刺激し始めた。

 その中央の突起物。姫華の乳首を競技水着上からつまみあげ、コリコリと動かしている。

 すぐにもう片方の手も同じ動きをして、両乳首を責めていった。黒宮の顔には勝利を確信した男の表情があった。


「スクールで、さんざんに開発してやったもんな。何時間もかけて責めてやった。ほら、どうだよ。気持ちいいだろうが」


 黒宮が顔をあげた。

 そこでようやく気づく。さきほどから、姫華の喘ぎ声がまったくしていないことに。


「センパ~イ、さっきから何やってるんッスか?」


 ニンマリとした笑顔。

 姫華は余裕しゃくしゃくだった。黒宮のおっぱい責めをなんとも思っていないことは明らかだった。確かな貫禄がそこにはあった。


「ぜんぜん気持ちよくないッス。つーか、前より下手になってません? 素人バトルファッカーがわたしの胸を責めてきたときと同じ感じがするッス」

「う、嘘つけ。やせ我慢しやがって。くそ、くそ」

「アハハっ。必死な顔して情けないッスね~。そんな乱暴におっぱい責めたって、意味ないのに」


 黒宮が顔色を変えて姫華を責める。

 ぐんにゃりと歪んだ巨乳をわし掴みにして、次々と技を駆使しながら責めなぶっていく。

 しかし、必死な黒宮とは対照的に、姫華はまったくの余裕だった。顔色一つ変えることなく、腰に手をやって仁王立ちになり、褐色ギャルがおっぱい責めを受けきっていく。次第に、黒宮はハアハアと荒く息をするようになってしまった。


「わたしのおっぱい、どうッスか~」


 イタズラ娘がニンマリ笑って言った。


「わたしの胸も成長して~、この前はかったら108センチのJカップになっちゃったッス。純菜先輩と比べたらまだまだッスけど。この巨乳ぞろいの部活内では純菜先輩に次ぐナンバー2なんッスよ。そのもみ心地はどうッスか?」


 衝撃的な数字を教えられた黒宮は目を点にして、姫華の爆乳を見つめてしまった。「うっ」と呻き声をもらした黒宮の手がゆるむ。ニンマリと笑った姫華が黒宮の後頭部に両腕をまわした。


「おっぱい責めはぜんぜんダメッス。次はキス勝負といきましょうよ。スクールのときにはベロチューでも可愛がってくれちゃいましたよね?」


 今度はこっちの番ッス。

 そう言って、姫華が黒宮の唇を奪った。後頭部に両腕をまわして抱きしめながらのディープキス。彼女の肉厚な舌が男の小さな口の中に進入し、蹂躙する。


「ジュルルッ! じゅぱじゅるううッ!」


 あまりの激しさに男がうめき声をもらす。

 それを聞いて姫華がニンマリと笑った。

 そのまま姫華は、男の口内をまんべんなく犯していった。

 黒宮も反撃を試みているようだが、姫華の前にあっという間に無力化されてしまう。すぐに黒宮は目を閉じて、姫華の激しいキスに防戦一方となった。

 ガクガクと黒宮の膝が笑っている。それを逃さない姫華の熱い抱擁によって強制的に立たされながら、姫華のディープキスが男の戦闘力を奪っていった。唾液音のいやらしい音と、男のあえぎ声が響きわたっていく。


「んっふう。どうッスか、わたしのベロチュー」


 姫華がようやく唇を離して言った。

 口と口の間に涎の橋ができあがる。それを姫華はジュルジュルと吸ってゴクンと飲み込んでしまった。黒宮はアヒアヒとあえぎ声をもらすだけで返答もできなかった。


「まあ、聞くまでもないッスかね。そのとろけたお顔が答えッス。お前は、年下の後輩にキスだけでボロボロにされちゃったんッスよ。情けないッスね~」

「う、うるせえ。ふ、ふざけんな。こんなもん、ちょっと油断しただけで、」

「そうッスか~? ベロチュー中もレイプされる女の子みたいにプルプル震えて、目も閉じてたッスよね? されるがままに私の肉厚ベロで犯されてたのに、よくそんなことが言えますね~」


 とろけた男の間近でもってニンマリと笑う姫華だった。

 その迫力に黒宮が「ひ」と悲鳴をもらした。さらに獰猛に笑ったギャルが宣言する。


「それじゃあ、弱っちいお前にはハンデをやるッス」


 黒宮を抱きしめていた腕がとかれた。男はドサリとリングに膝をつき、座り込んでしまう。

 そんな男の髪の毛を片手でつかんだ姫華が、そのままグイっと持ち上げて、自分の秘所へと男の顔面を押しつけてしまった。


「ほら、クンニさせてやるから少しは気持ちよくさせてください。抵抗しないでやるッスから。ご自由にクンニしてくれていいッスよ?」


 そう言って仁王立ちする姫華だった。

 自分の秘所を無防備にさらして、男のクンニを受けきろうという算段のようだ。


「なめやがって。覚悟しろよ、てめえ」


 怒りにプルプルと震えた黒宮が姫華の秘所に舌を差し入れた。

 そのまま、膝まづいた男がクンニを始める。その動きはさすが地区大会勝率1位バトルファッカーのもので、見ているこっちが姫華の心配をしてしまうほどの圧巻のものだった。


「ハッ。なんッスかソレ? おまえ、それで本当に全力なんッスか?」


 しかし、返ってきたのは鼻で笑った姫華の冷笑だった。

 その膝はまったく震えておらず、鍛え上げられたムチムチの太ももが樹齢1000年を越える大木のようにリングに立っているだけだった。そんな大木に群がって顔を埋め、甘い樹液をちゅるちゅると舐める害虫は、どこまでもみずぼらしく見えた。






「ぜんぜんダメっス。つーか、本当に弱くなってません? こんなんじゃ、この前バトルファック始めたばっかのウチの女子部員にも通用しないッスよ」


 バカにした笑いが響く。

 必死に舌を動かし続ける黒宮。彼の顔は焦りと不安と恐怖で醜く変貌していた。負け犬の表情。こんなはずではなかったのにと、現実を受け入れられない男の顔がそこにあった。


「はあ。もういいッス。お疲れさまでした」


 姫華が退屈そうに言った。

 彼女は男の髪の毛をわし掴みにして自分の秘所から離した。一瞬、男の頭部を宙づりにしたままで品定めをするように見下ろす姫華。その冷徹な眼は人を見る目ではなかった。家畜を見る目。どうやって処分しようかと思案する処刑人の目だった。


「手本を見せてやるッス。フェラっていうのはこうやってやるんッスよ」


 勢いよく姫華が黒宮にタックルをして、仰向けに倒れた男の股間に頭を突っ込んだ。

 そのまま男の小さな臀部をがっちりと抱きしめて拘束し逃げられなくする。ニンマリと笑った褐色ギャルが男の一物を余裕の表情でパックリとくわえてしまった。


「あひいいいんッ」


 男の悲鳴。

 姫華の口が男の象徴を飲み込み咀嚼していた。勝利を確信した女がジト目でじっくりと男の痴態を観察しながら舌を動かしていく。シコることもせず、飲み込んだ一物を口内で暖かく包み込んだままの刺激。明らかに手加減をしている様子なのに、男はあっという間に限界を迎えた。


「い、いっぎゅううううッ!」


 どっびゅっぴゅうううッ!

 盛大な射精。

 その瞬間、姫華の唇がすぼまり「じゅるるるるるッ!」とバキュームを開始した。黒宮の背中が弓ぞりになり、そのまま精液を噴出するだけの家畜になってしまった。

 どっびゅううううッ!

 ドッビュッビュウウウッ!

 長い射精。

 それがようやく終わる。姫華は、最後の一滴まで搾り取ってから、ピクピク痙攣するだけになった男を確認すると、ようやく口を離した。

 そのまま、気絶一歩手前の男の胴体に腰をおろし、馬乗りになる。マウントポジション。姫華が猫のようにニンマリ笑うと、大きく口を開けてその中身を男に見せつけた。

 口内にたまった大量の精液。

 自分の敗北の結果を見せつけられた男は「ううっ」と絶望の表情を浮かべる。そんな完全敗北した男にむかって最後のトドメをさすように姫華は大量の精液をゴクンと飲み込んでしまった。まったく苦しそうにすることなく、いっきに男の敗北の証を嚥下してしまった姫華。彼女は空っぽになった口を大きく開いて、男が敗北したことを見せつけていた。


「ふ~、瞬殺でしたね。弱すぎてはなしにならないッス」


 馬乗りのままで姫華が言う。


「舌技は得意技ッスけど、わたし、ぜんぜん本気出してないんッスよ? たくさん手加減してやったのに、おまえはあっという間に射精して、バキュームフェラで精巣空っぽにされちゃったッスね。情けないと思わないんッスか?」

「う、うううッ」

「あ~あ、泣いちゃった。こいつ、年下後輩にボロボロにされて泣いちゃったッス。あれだけ勇ましく吠えてたのに、どうしたんッスかね~」

「…………」

「情けないッスよね~。ねえ、今どんな気分ッスか? あれだけバカにしてた年下後輩にボコボコにされて、あっという間に射精しちゃって、今、どんな気分?」

「…………」

「ほら、黙ってないで答えろよ」


 少しだけ残ったプライドのために沈黙を選んだ黒宮を許さない姫華。

 彼女はマウントポジションのまま、両手で黒宮の乳首を摘んだ。それだけでビクンと痙攣した男に対して、姫華がニンマリと笑った。


「今、どんな気分なんッスか?」

「う、あああッ。乳首ダメえええッ」

「言っておきますけど、わたしの得意技は乳首責めです。純菜先輩直伝のえっぐい乳首責め。部内ではもう何人もの男子部員がわたしの乳首責めで悶絶失神してるんッスよ。純菜先輩ほどじゃないにしても、おまえみたいなザコ、めちゃくちゃにしてやることは造作もないッス」


 クリクリと動く褐色ギャルの長い指。それが男の乳首に炸裂するたびに、男の体は痙攣していく。


「なんなら、純菜先輩みたいに自分からオナニーするまで乳首責めしてやろうか。おまえが生まれてきたこと後悔して、自分からオナニーするまで、永遠にえっぐい乳首責めで犯してやるッス。さあさあ、早く答えるッスよ。いま、どんな気分なんッスか~?」


 姫華がニンマリと笑いながら乳首を責め続ける。

 男は白目をむきながら絶叫した。


「ぐ、ぐやじいいいいいっ」

「あはは。そうッスよね。格下と思ってたウチにけちょんけちょんに犯されちゃったんッスもんね。ねえ、どこのタイミングで負けるかもって思いました?」

「…………」

「返事」


 クリクリクリッ。

 姫華が乳首を人差し指でひっかくだけで、男は従順になった。


「ベロチューされてる時ですううッ。あの時負けるかもって思いました。あ、ダメダメ、乳首だめええええッ」

「そうッスか。そんなに早く負けるかもって思ってたんッスね。じゃあ、その後の強気な発言も内心は不安でビックビクだったんッスね。どうなんッスか?」

「…………」

「返事」


 姫華の熟練した乳首責めが炸裂し、男が自分の意思を手放す。

 こうして、悲鳴をあげた黒宮は自分でも言いたくないことを強制されて喋らされていった。次から次へと。姫華の尋問は続き、乳首を責められた黒宮はそれを喋らされていく。それはまるで秘密警察の拷問のようだった。


「あ~、こうやってこいつのことボコボコにしてやるのが夢だったんッスよ。あのムカツク男のことを力で圧倒しながら犯すのって病みつきになるッス~」


 姫華がマウントポジションのまま、男の胸板に指を這わせながら、顔を赤らめていく。それは見ているだけでエロい気分にさせられる妖艶な表情だった。


「もっと楽しみたいのは山々なんッスけど。麗美が待ってるッスからね。この辺でやめておきましょう」


 姫華が笑った。

 解放される。期待の表情を浮かべた男がバカだった。


「それじゃあ、本気の乳首責めで気絶させるッス。もうウチに逆らわないように徹底的に壊してやるから、覚悟しろよ」


 宣言してその通りにした。

 姫華の指が男の乳首をつまみあげて振動を始める。かと思うと、もう片方の乳首を姫華がくわえ込み、ジュルジュルと舐め、犯し始めた。


「ひっぎいいいいいッ!」


 すぐに男は白目をむいてリング上でバウンドするように痙攣した。気絶したのだ。それでも姫華の乳首責めは止まなかった。力の差を教え込むように、姫華は黒宮に対して情け容赦なく乳首責めを続けていった。




つづく