ブルーが再起不能にさせられた。
グリーンと同じく意識を戻さずに基地のラボで眠り続けている。
仲間たちがひどい目にあわされたのだ。復讐しようとするのが普通だろう。それなのに、レッドたちにはもう刃向かおうとする気持ちすらなくなってしまったようだった。
「わたしの身長、本当に大きくなりましたよね」
夜の公園で相対した詩織が言った。
その言葉どおり、彼女の身長はレッドたちの誰よりも高かった。
男たちは年下の少女から見下ろされて、ビクビクと怯えている。
「クラスの人からもかなり驚かれたんですよね。先生には別人扱いされて困りました。それよりなにより、家族に説明するのが難しかったです」
少し大人びた顔立ちとなった詩織が続ける。
「特に弟を納得させるのが大変でした。弟はこれまでわたしに勝てるのが身長の高さしかなかったので、わたしが弟よりはるかに高い身長になったことが信じられないみたいで・・・・・んふっ、聞き分けがなかったのでだいぶきつくお仕置きしてしまいました」
笑っている。
その口元がはやくもニンマリと歪んでいて、レッドたちが怯える。
「身長を比べっこして、弟には分からせてあげたんです。わたしのほうが身長が高いって徹底的に分からせてあげました。そうしたら、わたしが何もしてないのに弟は射精してしまったんです。女の子に身長で負けて、バカにされて、それだけで射精してしまって・・・・・ふふっ、すごく惨めでした」
ぐいっと詩織がレッドに近づく。
その圧を感じさせる高身長と分厚い体が迫ってくる。
レッドが「う」と呻いて、まじまじと詩織の顔を見上げた。
「レッドさんたちとも、身長の比べっこをしてみましょう」
「ひゃ、ひゃめで」
「どっちのほうが背が高いですかね」
分かりきっている答えを得ようと詩織の右手がレッドの脳天に置かれる。
そこでぐりぐりと力強く撫でられてレッドの恐怖が頂点に達する。そんなレッドの惨めな様子を鑑賞した詩織が「んふっ」と笑って、レッドの脳天に乗せた右手をゆっくりと自分の体に近づけていく。そして、
「あはっ、レッドさんってば、わたしの下乳くらいしか背がないんですね」
レッドの目の前で無慈悲な残酷が展開されていた。
詩織の言葉どおり、彼女の右手は大きなおっぱいの下あたりで止まっていた。おっぱいにすら顔が届いていないのだ。その身長差をこれ以上ないほどに見せつけられて、レッドの体が硬直してしまう。
「197センチ」
詩織がねっとりとした口調で、
「保健室ではかったら、わたしの身長、197センチでした」
「ひゃ、ひゃくきゅうじゅう・・・・・」
「クラスどころか学校中の男子よりも身長が高くなってしまったんです。背が高いことで有名だった男子も、わたしと比べればみんなチビで笑っちゃいましたよ」
くすりとバカにしたように詩織が笑う。
彼女が再び右手をレッドの脳天に置き、分からせるように力強く撫でながら続けた。
「ねえ、レッドさんは何センチです?」
「ひ、ひい」
「何センチですか~?」
ぐりぐり。
これみよがしにレッドの頭を力強く撫でながら言う。そのニンマリとした瞳でじいっと見下ろされて、レッドに抵抗できるはずもなかった。
「ひゃ、167です」
言わされた。
強制的に自分の身長を言わされたという事実に体がビクンと震える。その体が赤く明滅していく。目の前の少女が、一言、
「ふっ、チビ」
「あひいっ」
「年下JKより30センチもチビなんて、男として終わってますね」
妖艶に輝く詩織の瞳が恐ろしい。
彼女は分かって煽っている。自覚的に、目の前の男の身長をバカにしているのだ。
「んふっ♡」
彼女の両手がゆっくりとレッドの首に伸び、わし掴みにした。
詩織の成長した大きな両手が隙間なくレッドの首を掴み、そして首絞めが始まる。
「ぐええええッ!」
異物感を喉に感じてレッドが悶える。
詩織の両手をはずそうと必死に抵抗を試みるのだが無駄。
すぐに詩織がレッドの首を絞めながら、その体を持ち上げ、宙づりにしてしまった。
「あはっ、ちっちゃ~い」
「ぐえええッ!」
「レッドさん、首絞められながら持ち上げられちゃいましたね~」
「おえええッ!」
「脚も地面につかなくなってパタパタしてます~。それもこれもレッドさんがチビだから。女のわたしよりチビだから、首絞められながら持ち上げられて、脚をパタパタさせて悶えるだけです。ふふっ、チビマゾダンス、とってもお上手ですよ?」
ぎゅうううううううッ!
さらに締め上げられる。宙づりにされて身動き一つとれない状態のままで首を絞められる。その苦しさもそうだが、それ以上に恐ろしいのは詩織の瞳だった。
「チ~ビ」
楽しそうに笑っている少女。
明らかに悦んでいる。男を力だけで圧倒して、チビ煽りをして優越感に浸っているのだ。最初の頃は控えめだった性格が変貌している。いや、もしかしたらこれが彼女の本性なのかもしれない。男を自分勝手に消費して楽しむ女の本能。それがなによりも恐ろしかった。
「ふふっ、こんなにチビだと、遠慮がなくなってしまいますね」
レッドを締め上げながら詩織が続ける。
「学校でもそうなんですけど、チビな男を見るといじめてあげたくなるんです。わたしより身長が低いくせに、なんでこんなに偉そうなんだろうって、心底不思議なんですよね」
「ぐえええええええッ!」
「それに、これだけ身長差があると、同じ人間に思えなくて「かわいそう」っていう感覚もなくなってくるんです。今もレッドさんが白目をむいてすごく苦しんでいますけど、それを見ても「かわいそう」とは思えなくて・・・・・・もっといじめて楽しもうって、そう思えてくるんですよね」
にっこりと笑いながらの言葉。
その間も詩織の大きな手がレッドの首をわし掴みにして締め上げている。ぱたぱたと、命の危険を感じたレッドの脚が動くのだが、宙づりにされているのでどうにもならない。
(殺され・・・・殺されて・・・・)
レッドの瞳から涙が出てくる。
この少女には勝てない。魔力勝負でも、純粋な力でも、そして身長ですら勝てないのだ。それを自覚したレッドの体が明滅していく。殺されながら魔力を生み出していく。それを見た詩織が、
「マゾって本当に便利」
嗜虐的な笑顔でそれを鑑賞していく。
こうして詩織は新たな扉を開いてしまった。
楽しみながら男を虐めて、魔力を生産させていく。詩織が笑いながらチビ煽りをして、純粋な力だけで男たちを圧倒していった。
「あはっ、ブラックさんもイエローさんも、チビマゾダンスお上手ですね~。もういっそ、チビマゾ戦隊っていう戦隊名にしたらどうです? 敵をチビマゾダンスで誘惑して戦うんです。ザコなみなさんには、それくらいしかできないですもんね」
レッドだけではない。
ブラックもイエローもチビであることをバカにされてマゾ性癖を悪化させられた。
片手で首を絞められて二人まとめて調理されてしまう。ブラックもイエローもチビすぎて宙づりにされてしまう。そして二人仲良くチビマゾダンスを踊って詩織を楽しませる。詩織からバカにされればされるほどに魔力を生み出し、最終的にはそれも奪われてしまうのだった。
「ほ~ら、おっぱいも大きくなってしまいました」
さんざんに下ごしらえが終わって、最後には捕食の時間だ。
制服のボタンをはずして現れたのは信じられないほどの爆乳だった。
肌色の暴力がレッドたちの脳裏に刻まれ、ますますおっぱい奴隷として調教されてしまう。フェロモンも進化しているようで、ただよってくる甘い匂いを嗅ぐだけで、レッドたちの思考能力が完全に奪われてしまった。
「128センチのNカップになりました」
「あひいッ」
「胸囲も大きくなってしまったので、海外の通販でもブラがなくなってしまったんです。なので、このブラジャーは魔力で使ったんですよ」
ピンク色のブラジャー。
精巧につくられたソレが詩織の手作りであるということに驚く。魔力で自由自在に下着を作成してしまうというところに、彼女の強さの片鱗が見えた気がした。下着からあふれかえってくる豊かな果実から、レッドたちが目を離せなくなる。
「ふふっ、もう完全に夢中ですね」
自分の爆乳を凝視したまま息を荒くしている猿たちを見て詩織がバカにしたように笑う。
「これならパフパフしなくても、ほら」
キュイインッと音が鳴る。
同時にレッドたちの体が明滅して、その光が詩織のおっぱいに吸収されていった。
「ひいいいいいいッ!」
びくんびくんっと痙攣しながら男たちが踊る。
魔力が奪われる性的快感で悶えた男たちが地面に倒れ、陸揚げされた魚みたいにピチピチ跳ねている。そんな情けない姿になった男たちに容赦することなく、詩織のおっぱい様がさらに男たちから魔力を奪っていく。
(ぎ、ぎもじいいいいッ!)
レッドが悶えていた。
自分の体から大事な魔力が奪われていく。空中に光りが漂い、それが詩織のおっぱい様にむかって流れ、吸収される。ブラックもイエローも同時に奪われていく。それなのに、自分たちは性的快感で体を跳ねさせ、敵の前で無防備な姿をさらしてしまっているのだ。
「は~い、おっぱいで触ることなく魔力吸収してしまいました~」
にっこりと笑いながら詩織が言う。
「みなさんの大事な魔力、なんにもしてないのに吸収できちゃいます。これ、実力差がだいぶ離れていないとできないんですよ? 本当にザコですね、あなたたちって」
バカにされる。
するとマゾ性癖が刺激されて魔力を生み出してしまう。そしてそれをすぐに奪われるのだ。それが続いていった。
「ふっ、かわいそうだから堪能させてあげます」
ニンマリ笑った詩織がレッドの髪の毛をつかむ。
そして自分のおっぱい間近でその顔面をぴたっと止めてやった。それだけで、レッドが、
「あひいいいいいいいッ!」
どっびゅうううううッ!
びゅっびゅううううッ!
射精した。
まだパフパフさえされていない。顔面間近におっぱいを突きつけられただけで敗北のお漏らしをしてしまったのだ。それほどまでに目の前の詩織のおっぱい様は規格外だった。
「はい、ぱっくん」
「むううううううううッ!」
びゅっびゅううううううッ!
どっびゅっどっびゅううッ!
そしてレッドの頭部が詩織の谷間に閉じ込められた瞬間、射精の勢いが増してしまう。
お漏らしした精液も詩織の体に吸収されていく。魔力が勢いよくおっぱいに流れていく。すぐにレッドの体は萎んでいき、すべてを奪われてしまった。
「簡単でいいですね、これ」
詩織がレッドの頭部をおっぱいで生き埋めにしながら言う。
「ブラックさんとイエローさんも、すぐにおっぱいで食べてあげますね。同時に捕食してあげます」
干からびたレッドの体が解放される。
物みたいに地べたに倒れたレッドの視界に、捕食されていくブラックとイエローの姿が見えてくる。左乳房にブラックが、右乳房にイエローの顔面が捕食され、柔らかい乳肉の中に沈んでいく。そして魔力吸収が始まる。耐えきれるはずもなかった二人が仲良く同時に射精して詩織を楽しませていく。
(勝てない・・・・勝てないんだ・・・・)
絶望でレッドの瞳から涙がこぼれていく。
それと同時に体が赤く明滅して新たな魔力を生み出していく。目の前で仲間が食べられているのを見て興奮してしまっている。それが惨めで、さらに興奮して、魔力を生み出す。まさしくマゾの永久機関。少女に魔力を捧げるために生かされている家畜。それを自覚して、さらにマゾの快感で興奮する。終わらない。ブラックとイエローの体が、少しづつ萎んでいった。
●●●
もはや日課となった魔力吸収の時間。
夜になるとレッドたちは深夜の町を徘徊し、そして詩織と遭遇する。
戦闘は生じない。
一方的な蹂躙が終わってから始まるのは、魔力吸収前の下ごしらえだった。
「苦しいですか、ブラックさん」
ブラックの頭部が詩織の太ももに挟み潰されてしまっていた。
公園のベンチに一人だけ座った詩織が、成長した長い足を前方に向けて伸ばしている。そんな男の胴体ほどに発達した太ももではブラックの頭部が潰されている。少女の股間に後頭部を預けるような格好で、ブラックが少女のムチムチかつ筋肉質の太ももで圧殺されていった。
「言っておきますけど、魔力は使ってませんからね」
「むううううッ!」
「成長した純粋な力だけで、ブラックさんの頭を潰しています。女の子の太ももで殺されそうになっていますが、今どんな気分ですか?」
煽る。
ブラックの瞳から涙がボロボロと流れていく。けれど抵抗しても無駄なのだ。自分の胴体ほどに発達した太もも様に勝てるわけがない。じたばたと暴れても少女の体をよろけさせることもできない。ブラックに許されたのは、少女のムチムチ太ももに頭を潰されていくことだけだった。
「気絶させますね?」
なんでもないように言って詩織が力をこめた。
ボゴンッという音が響いて、彼女の太ももが膨張する。柔らかそうな筋肉が現れて、挟み込んだ男の首から上を潰していく。体積を増した太もも肉に埋もれる形となり、男の顔が見えなくなる。太ももと太ももがくっつく。チビ男の頭部が太ももで捕食されてしまっていた。
「ぐぼおおおおおおッ!」
すぐにブラックは気絶した。
ダランと脱力した体がビクンビクンと痙攣していく。太ももで挟むのは継続しながら、詩織が少し太ももの力を緩めてやると、その情けない白目をむいた顔が現れた。
「あはっ、3回目ですね」
詩織が成果を確認して言う。
「簡単に気絶するようになってきましたね。もう墜ち癖がついてしまったんですか?」
ブラックの髪の毛を片手で掴み、グリグリと乱暴に動かしていく。
「弟に本気のお仕置きをする時は締め落としもするので、コレもだいぶ得意なんですよね。ふふっ、それにしても―――」
詩織が笑って、自分の足下で這いつくばっている男たちをニンマリと見下ろした。
「ね、レッドさん。仲間が締め落とされていくところをただ黙って見ていて、恥ずかしくないんですか?」
その笑顔を受けたレッドがビクンと震える。
彼女の言葉どおり、レッドとイエローは少女の足下で正座をして、ブラックが彼女の太ももで絞め落とされていくところを見せつけられていたのだ。その間、レッドたちは一切反抗をしなかった。詩織の恐ろしさを前にしてガクガクと震え―――体を明滅させて魔力を生成してしまっていた。
「あはっ、怯えてますね~」
「ううううッ!」
「そうですよね~。だって、レッドさんたちもさんざん絞め落とされてきましたもんね。わたしの成長した太ももの恐ろしさを体で覚えているんですから、抵抗なんてできるはずがありません」
その言葉でレッドが思い出してしまう。
ブラックの前に絞め落とされていたのは自分だったのだ。
この恐ろしい少女の太ももで永遠と絞められ、意識を奪われていった。首に巻きついた彼女の足の感触や体温が思い出され、それだけで体がビクンと震えてしまう。
「仲間が殺されていくのをただ見ているだけの家畜。仲間の絆よりも自分の命のほうが大事なマゾ野郎。こんなに惨めな思いをしているのに、仲間が殺されていくのを見ただけでマゾイキして魔力をつくってしまうなんて、本当に滑稽です」
「うううううッ!」
「ほら、チクニーしてください。これからブラックさんを起こして、4回目の絞め落としをしますので、それを見ながらオナニーするんです」
「ひゃ、ひゃめでええッ!」
「やれ」
「ひいいいいいいいいッ!」
レッドとイエローが自分の乳首をカリカリしていく。スーツを着用していても勃起して目立ってしまった乳首の突起を自分の手でいじっていくのだ。すぐに乳首の快感でトロンとした顔を浮かべてしまったレッドたちが、目の前でブラックが殺されていくのをオカズにして、マゾの快感に浸っていく。
「ふふっ、マ~ゾ」
ぎゅうううううううッ!
同時に詩織の太ももが躍動した。再び力がこめられ膨張した太ももが、ブラックの頭蓋骨だけを軋ませ、すぐに男を覚醒させる。なにがなんだか分かっていない男を容赦なく絞めあげると、すぐにブラックが絶叫をあげる。
(すごい・・・・・すごい・・・・・)
目の前で仲間が殺されていく。
巨大化した少女の太ももによって手も足も出ずにボコボコにされていくのだ。助けないといけない。それなのに体が動かない。ただ自由に動くのは人差し指だけ。それで乳首をカリカリすると、メスの快感で体が震え、全身に魔力が行き渡っていくのを感じた。
「ふふっ」
そんな情けない様子を少女から見下ろされる。
成長して少し大人びた顔立ちになった少女の鑑賞物にされている。それが分かっていてもどうしようもなかった。レッドはひたすら、チクニーを続けていった。
*
順番に太ももで絞め落とされた。
ようやくそれが終わっても下ごしらえは終わらない。
公園のベンチには詩織が一人で座っている。その足下で膝まづいている3人の男たちが、一生懸命に少女の足を舐めていた。
「ほら、もっと舐めろ」
詩織からの叱責が飛ぶ。
すぐにレッドたちが勢いを増して舐め始めた。
少女の生足にぺろぺろと舌を這わしていく。そこに躊躇なんて微塵もなかった。従順な操り人形にされた男たちが、命令どおりに足を舐めていく。
「ふふっ、惨めですね」
そんな男たちを詩織がニンマリと見下ろしていた。
成長した体にあわせて新調された学校の制服。
一番大きなサイズなのに詩織の体にはあっておらず、明らかに制服は小さかった。上着は爆乳によって押し上げられ、丈が足りなくておへそが見えてしまっている。きわめつけはスカートで、そこから伸びる長くてムチムチな脚を隠すことができていない。そんな魅惑的な太ももの先にはローファーと靴下を脱いだ生足があって、そこに虫けらたちが殺到しているのだ。
「年下JKに命令されて足舐めさせられて、みなさん悔しくないんですか?」
両足を前に伸ばして足を舐めさせながらの言葉。
股を開いてだらしなく座った少女に恥じらいというものは何もなかった。足下で這いつくばっているのは家畜なのだ。そんな相手にパンツを見られても恥ずかしく思う必要がないのだろう。
「少し脅しただけですぐに舐め始めましたよね。これ以上絞め落とされたくなくて、すぐにぺろぺろ始めました」
「「「じゅぱあ・・・・ジュルルッ・・・・」」」
「ブラックさんとイエローさんにいたっては、わたしの左足を取り合うようにして二人で舐めています。さっき下手だった方を絞め落とすと宣言しましたが、さすがに必死過ぎませんか?」
ふっと詩織が鼻で笑う。
それを聞いてもブラックとイエローの足舐めは続いていく。一心不乱に少女の左足を二人で舐めていく。お互いの舌が絡まってしまうことにも無頓着に必死のご奉仕が続く。それはすべて、これ以上絞め落とされたくないという恐怖心からのことだった。
「レッドさんも夢中になっていますね」
詩織が自分の右足にすがりついている男にむかって言う。
「わたしの右足、おいしいですか?」
「くううんんっ!」
「そうですか。よかったです。ならお礼を言ってください」
にっこりとした笑顔で、
「ほら、はやくお礼しろ」
命令され、レッドがすぐに、
「あ、ありがとうございますうううッ!」
絶叫した。
「詩織様の足を舐めさせていただき嬉しいですうううううッ! 詩織様の足、とってもおいしいいいッ! すごくおいしいですううううッ!」
言わされる。
それを少女に鑑賞される。詩織がレッドを見下ろしながらニンマリと笑った。
「次、フェラ」
「はひいいいいいッ!」
一言命令すればいい。
それほどまでに調教は完成してしまっていた。レッドが詩織の右足の爪先を頬張る。口を大きくあけて、彼女の大きな足先をくわえ、そして始めてしまった。
「ジュパアッ! ゴボオッ!」
レッドの顔が上下運動を始める。
詩織の足先を男性器に見立てたフェラチオ。少女の足という肉棒に対して男の口が性のご奉仕をしていくのだ。
(く、ぐるじい・・・・でも・・・・・)
やめることはできない。
自分のフェラチオがじいっと観察されているのが分かる。ニンマリとした笑顔はサディストそのものの顔だ。成長した少女の頬がうっすらと赤くなっている。
(体だけじゃない・・・・・残酷性も・・・・サディストぶりも成長してる・・・・・・)
彼女の本性。
今までは眠っていた本能である加虐性が解き放たれてしまっている。女性の性欲のはけ口にされてしまっていると自覚して、レッドの体が強く明滅していった。
「ふふっ、本当にマゾって便利」
詩織が笑いながら言う。
「足舐めさせられて興奮して、魔力をつくってしまうんですから、簡単でいいですね」
「ジュボッ! ガボオッ! ゴキュウンッ!」
「ほら、フェラチオを続けなさい。ブラックさんたちももっと必死に舐めないと二人まとめて絞め落としですよ?」
なんでもないように言う詩織にレッドたちが半狂乱になる。
そして年下JKの足をぺろぺろと舐めていくのだ。必死に、一生懸命、女の子の足に舌を這わせていく。唾液音だけが深夜の公園に響いていった。
「ふふっ」
そんな惨めな男たちを見下ろして詩織がスマフォを構える。レッドたちの足舐めご奉仕を動画で撮影していく。それも下ごしらえの一環だった。
「すぐにグループチャットにあげますね」
笑いながら少女が撮影を続ける。
「みなさんの情けない姿をあまさず撮影して、その動画を見てもらいます。ふふっ、すぐにマゾイキしてしまうでしょうね」
笑ってサディストの笑顔を浮かべた少女が、
「ほら、もっと舐めろ」
冷酷な命令。
心をバギバギに折られている男たちが必死に舐めていく。勢いを増した舌舐めが続く。ベンチに一人座った高身長少女と、その足下で膝まづき少女の足をぺろぺろと舐めていく男たちの図。詩織が満足するまで、それはずっと続いた。
つづく