忠誠試験とは女の子様に対する忠誠心を試す試験だ。

 「忠誠」のポーズは決まっている。

 仁王立ちする女の子様の足下に土下座をし、その足の甲にキスをする。形だけマネてもダメで、心の底から女の子様に対する崇拝の気持ちを持っていなければならない。「忠誠」はこの学校で基本的な動作とされていて、これがきちんとできるか定期的に試験がされる。その初めての忠誠試験が入学3ヶ月後に行われるのだが、試験まで既に1ヶ月を切っていた。女の子様たちによる試験対策が毎日のように続いていた。



 *



「ほら、舐めなよ」



 放課後。

 クラスメイトたちが全員教室に残っていた。

 そこで女子たちは上履きと靴下を脱ぎ、生足の状態で歩き回っている。長身女性たちがスカートから伸びる生足をさらしている。普段は見ることのない剥きだしになった足の甲や指に「ごくり♡」と生唾を飲み込む。非日常的光景が教室に展開されていく。教室中で行われている試験対策は地獄そのものだった。健康的な肌色たっぷりの「脚、脚、脚」が教室の中を歩きまわっていく。



「なにしてるの? はやく舐めろ」

「は、はい」



 俺の真正面で立つのは切れ長の瞳が印象的な女の子様だった。

 名前を「千尋」様といって、水泳部に所属している期待のホープだ。

 180センチを越える高身長で肩幅が広い。

 水泳で鍛えた太もももムチムチしていながら筋肉質で、俺の胴体よりも太かった。

 全裸をさらしている俺たち男子とは比べものにならないほど圧倒的な肉体美を見せつけられる。ミニスカートから伸びる剥きだしの脚がまぶしい。俺はその足下で額を床にこすりつけ、土下座をした。



「千尋様♡ どうか千尋様の足を舐めさせてください♡」

「ん」



 許しを得る。

 顔をあげると千尋様が右脚を浮かして、その足裏を俺のほうに突き出していた。上履きも靴下も着用していない生足だ。肌色たっぷりの大きな足裏が迫力満点に迫ってきて「ひい♡」とマゾ声が出てしまった。



「失礼しましゅ♡」



 大きな足裏に顔を埋める。

 ぺろぺろと舐め始める。

 妹の足裏ではない。

 俺は今、年下の女の子の―――クラスメイトである赤の他人の足を舐めているのだ。



「じゅぱあッ♡ じゅるじゅるッ♡」



 一生懸命に舐める。

 その大きな足裏に舌を這わせてご奉仕していく。

 裸足で教室を歩きまわっていたので、その足裏は汚れていた。チリが付着していてすぐに舌も汚れる。しかも何人もの男子が舐めた後だったので、他人の唾液の乾燥した匂いが悪臭を放っていた。



「ジュルルるっ♡ れろれろッ♡」



 それでも舐める。

 制服を着用したままの千尋様の足下で、みずぼらしい裸をさらしながら、彼女の長くて美しい脚にご奉仕していく。さきほどから勃起がおさまらず、カウパーが床に垂れていった。



「ん。さすがはカナタね。兄の躾けもバッチリか」



 こちらを冷たく見下ろす千尋様が淡々と続ける。



「クラスメイトの足をおいしそうに舐めてる」

「じゅぱあッ♡」

「奈津実先輩からも聞いてるわよ。おまえ、昔から優秀なんだってね」

「じゅるるッ♡」

「はっ、おいしそうに舐めちゃってまあ」



 冷たく吐き捨てられる。

 千尋様の足裏が俺の顔面を軽く押した。

 チビな俺は床にあおむけにひっくりかえった。倒れたまま「ひいひい♡」悶える。こちらを仁王立ちのまま冷たく見下ろしてくる千尋様を見上げるしかなかった。



「ま、せいぜいがんばりなさい」

「あ、ありがとうございましゅ」



 千尋様が去っていく。

 剥きだしの美脚をさらした千尋様が、次なる指導対象を求めて教室を歩いていく。

 そんな光景が教室中で繰り広げられていた。



「おらおら、もっと舐めろ」

「へたくそ。またお仕置きされたい?」

「ぜんぜんダメよ。心がこもってない」

「忠誠試験の練習なんだから女の子様に対する敬意をもって舐めないとダメでしょ? そんなことも分からない?」



 美脚で仁王立ちする女の子様たち。

 彼女たちは全裸に剥いた男子たち一人一人に足を舐めさせていった。その指導は「厳格」の一言だった。少しの反抗心も許さない。面従腹背も見破られてしまう。俺たち男子は全裸で正座しながら一生懸命にクラスメイトである女の子様たちの足を舐めていくしかなかった。



「お兄さん、こんにちは」



 びぐんっ♡



 その声に体が反応してしまう。

 ヒナタ様だ♡

 いつものようにニッコリと笑ったヒナタ様が俺の真正面で立つ。優しそうな笑顔とは裏腹に、その足裏と足の甲は男子たちの唾液で「べっとべっと♡」に汚れていた。どこまで苛烈に足舐めをさせたらこうなるのだろうか。華道部での残酷な彼女の姿が脳裏に浮かび、俺は戦々恐々としてしまった。



「安心してください。お兄さんを諦めたというのは本当ですから」

「ひいん♡」

「これはあくまでも女の子様としての勤めです。男子がきちんと「忠誠」できるようにするための指導に過ぎません」



 ニッコリと、

 ヒナタ様はやはり優しそうに笑って、



「さ、舐めてください、お兄さん♡」



 他人の唾液で汚れた足裏を俺にむかってさらす。

 悪臭がただよってくる。

 ぐじゃぐじゃになった足裏には泡立つ唾液と、それによってこべりついたチリカスが溜まっていた。思わず吐き気がのぼってくる。優しそうで清楚な大和撫子の足裏がこんなにも汚いというギャップが変態的な興奮につながってしまった。崇拝の対象が汚れている。女の子様に対する敬意が消えてなくなってしまいそう。けれどこれも指導の一環なのだった。俺はこれを乗り越えなければならない。



「失礼します♡」



 土下座してから舐め始める。

 汚れた足裏に顔を埋めて、震える舌を出して―――舐める。

 吐き気がこみあげてきてなんとか耐える。

 高身長で美しい女の子様の汚れた足を「ぺろぺろ♡」と舐めていった。敬意をなんとか保とうと、俺は必死だった。



「うん、ちゃんとできていますね」

「じゅぱあッ♡」

「汚れた足でもきちんと敬意をもって舐めています」

「じゅるるッ♡」

「綺麗な足を舐めるなら誰でもできるんですよね。汚く他人の唾液で汚れた足裏でも敬意をもって舐めることができて初めて一人前です。これなら忠誠試験も大丈夫でしょう」



 褒められて、マゾイキで忙しくなる。

 そんな俺を見下ろしてヒナタ様が笑っていた。



「それではお兄さん、引き続きがんばってくださいね」



 さんざんに舐めさせた後、

 ヒナタ様が俺のヨダレで「ぐじょぐじょ♡」になった両足でしっかりと床を踏みしめながら言った。



「クラス全員の女子の足を舐めるまで今日は終われません」

「ひいん♡」

「千尋ちゃんが『今日は最低2週はする』って言ってましたからね。がんばって舐めるんですよ?」



 さも当然のように言われる。

 女の子様たちとの格差をあらためて思い知らされる。俺は絶望しながら興奮してヒナタ様の足下で土下座するのだった。



「はい♡ ご指導ありがとうございました♡ ヒナタ様♡」

「ふふっ、はい、どういたしまして」



 どすんッ♡



 土下座した俺の後頭部が踏まれる。

 顔面を床に押しつけられる。

 唾液まみれの足裏によって蹂躙される。

 ぐりぐりと踏みにじられて、俺はますます勃起し、床をカウパーで汚していく。それを見下ろしているであろうヒナタ様が「ふふっ♡」と笑って、いつまでも俺のことを鑑賞していた。



 ●●●



 忠誠試験に向けた指導は激しさを増していった。

 カナタ様だけでなくクラスの女子たちから足舐めを強要される。長身女性様たちによって身も心も犯される。そのたびにカナタ様は不機嫌になっていった。



 *



 放課後。

 ボクシング部の更衣室だ。

 そこで俺は、いつものようにカナタ様の拳にテーピングを巻いていた。



「・・・・・・・・・・・・・」



 カナタ様は無言のまま右手を俺に差し出している。

 トレーニングウェア姿になった妹がベンチに無造作に座って無言で俺のことを見つめていた。その切れ長の瞳に見つめられて生きた心地がしなかった。明らかに不機嫌だ。冷たい瞳に貫かれて「びくんびくんっ♡」とマゾイキしてしまう。



「ひいん♡」



 マゾ声まで漏れてしまう。

 それでも俺は必死にカナタ様の拳にテーピングを施していった。

 妹の大きくて固そうな拳。

 そこにテーピングを施して、殴っても拳を痛めないように処置をする。毎日のようにやらされてきたことなので慣れているはずなのに震えてしまう。だってこの拳はこれから俺のことを殴り潰してくる凶器なのだ。俺よりも強い存在。妹の拳の禍々しさにもマゾイキして、ますます崇拝してしまった。



「これで今日もにーにのことブン殴る」



 淡々と独り言のようにカナタ様が言う。



「この拳をぎゅうううって握りしめて顔面殴って潰す」

「ひいん♡」

「殴る。殴り殺す。誰のものか分からせる」

「ゆ、ゆるじで♡」

「殴る殴る殴る殴る」



 こ、怖い。

 それでも俺はテーピングを巻いていく。

 その間ずっとカナタ様が冷たく俺のことを見下ろしていた。



 *



 部活の時間になる。

 カナタ様は大きなボクシンググローブを装着していた。

 そして宣言どおりに俺のことをタコ殴りにするのだった。



 ぼすっ!

 ぼごッ!

 メシッ!



「ぶげえッ♡ おええッ♡ んぼおッ♡」



 リングの上で殴られまくる。

 もはや自分の体で無事な部分はない。

 顔面は腫れあがり、胴体中がドス黒く変色していた。

 すべて妹の拳によってつけられた傷跡だ。



「ひゃめでえッ♡ もうひゃめでくださいッ♡」



 足を使っても先回りされる。

 俺に許されたのは命乞いだけだ。

 腫れあがった瞳から涙をボロボロ流して懇願する。

 しかし、



「・・・・・・・・・・・・・・」



 べっぎいいいッ♡



 そんな命乞いの途中で顔面を真正面から殴られる。

 懇願の言葉が拳によって静止させられる。

 それをカナタ様は無言のまま行うのだった。

 冷たい表情のままで、言葉一つなく、ただただ俺のことを殴りまくっていった。



(怖い♡ カナタ様♡ なにか喋って♡)



 いつものようにバカにして欲しい。

 いつもみたいに煽ってもらいたい。

 それすらもなく無言のまま殴られる。

 まるで意思疎通のできない化け物から殴られ、虐められ、遊ばれているみたいだ。殴られる激痛よりも、無表情のままのカナタ様にこそ怯え狂ってしまう。



「たじゅでえええッ♡ もう殴らないでえええッ♡ 殴るのひゃめでくだしゃいいいいッ♡」



 俺に許された命乞いをしては殴られる。

 ガードというより懇願に近い形で両手をカナタ様に向けて伸ばし、その両手ごとパンチで粉砕されて顔面が破壊される。無言のまま。ずっとずっと。俺は殴られていった。



「忠誠」



 意識がもうろうとしている。

 それでも確かにカナタ様の声を聞いた。

 さんざん無言のまま殴られてきたので、カナタ様の言葉は福音にすら感じられた。女神様から声をかけられ失禁寸前に嬉しさを爆発させて、俺は悦び勇んで妹の足下に土下座した。



「ありがとうごじゃいましゅ♡」

「・・・・・・・・・」

「舐めさせてもらいましゅう♡ 舐めさせてくだじゃいいッ♡」

「・・・・・・・・・」

「ありがとうごじゃいましゅ♡ ありが、」

「いいからはやく舐めろ」

「ひいいいいいいんッ♡」



 命令されて歓喜が走る。

 俺は妹の足に貪りついた。

 ボクシングブーツを捕食するみたいに食らいつく。飢餓に苦しんでようやく食べ物にありついた人間みたいに、俺は妹の足を貪り、ぺろぺろと舐めていった。



「じゅぱああッ♡ じゅるるるるッ♡」



 ボクシングブーツに舌を這わせる。

 ハイレグのパンツ姿から伸びる美脚様に心の底から屈服する。

 ゴムのゴツゴツした感触で舌がすぐに痛くなる。

 それでも俺は悦び狂ってカナタ様の足を舐めていった。

 殴るのを止めてくれた恩義に報いるために全力で舐める。



「・・・・・・・・・・・・・・・・」



 そんな俺のことをカナタ様が仁王立ちで見下ろしていた。

 冷たい表情はあいかわらずだ。

 リングの上に一人で立つ女王様。

 その足下に膝まづき、キレイな土下座を披露しながら必死に舐めていく。調教されたとおり上目遣いも忘れない。腫れあがった惨めな顔を妹にさらして、舌を大きく出し、その足をぺろぺろと舐めていった。



「うまい?」



 妹の冷たい声に背筋が「びくん♡」と震えた。



「ねえ、うまいの?」

「ひいん♡」

「妹の足舐めさせられて嬉しい?」

「あひん♡」

「こ・た・え・ろ」



 ぎゅううううッ♡



 仁王立ちになったままカナタ様が拳を握る。

 ボクシンググローブがこすれる音がする。それは「今からおまえをタコ殴りにする」という合図だった。パブロフの犬みたいに条件付けられていた俺は、拳を握る音を聞いただけで発狂しそうになった。



「は、はひいいいいッ♡ おいしいでしゅうううッ♡」



 必死に舐めながら、

 はるか高みにある妹の顔を上目遣いに見上げながら、

 俺は心の底から絶叫した。



「そうなんだ、おいしんだ」

「は、はひいいいいいいい」

「クラスの女子の足よりおいしい?」

「え?」

「千尋やヒナタの足よりあーしの足のほうがうまいのか?」



 冷たく見下ろされる。

 俺の背筋が跳ねる。

 すぐに、



「はひいいいいいッ♡ カナタ様が一番でしゅううッ♡」



 絶叫した。

 その言葉は嘘ではなかった。

 妹の美脚が一番魅力的だった。ムチムチしていながらも筋肉質な太もも。俺の足とは比べものにならないほどに長くてかっこよくってエロい美脚に夢中になってしまう。



「ふーん、そうなんだー。あーしの足が一番かー」



 カナタ様がまんざらでもなさそうに言う。

 その顔がすぐにニンマリとした笑顔になる。

 サディスト全開で歯を見せて笑ういつものカナタ様だ。その嗜虐性の塊みたいな表情に射貫かれて、「ひいん♡」という情けない声が漏れてしまった。



「忠誠」

「あひん♡」



 すぐに命令どおりにする。

 舐めていた足から口を離し、脱兎のごとく土下座する。

 そして妹の足の甲に口づけするのだ。

 全裸でぷるぷる震えながら、心の底から忠誠を誓って、妹の足に口づけを捧げる。そんな惨めな様子をカナタ様が見下ろしているのが分かった。



「よしよし♡ だいぶにーにの忠誠はうまくなったな♡」

「んむうう♡」

「これなら忠誠試験も大丈夫だろ。よかったな、にーに。兄思いの妹がいるから、ちゃんと忠誠試験に合格できるぞ♡」



 からかうような声で話しかけられる。

 その間もずっと俺は妹の足下で土下座をして、足の甲に口づけを続けるだけだった。カナタ様の許しがなければ顔もあげられない。女の子様たちの足以下の存在であることを分からされる。俺の肉棒だけが「びくんびくんっ♡」と興奮で動いていった。



 ●●●



 あっという間に忠誠試験の日になった。

 この日は授業もなく試験だけが行われた。

 1時限目から試験が始まる。

 試験内容といえば、



「忠誠」

「は、はひいいッ♡」



 クラスの女子から命令される。

 話したこともない女の子様だった。そんな疎遠なクラスメイトに対しても忠誠を誓う必要がある。俺は命令どおりに彼女の足下で土下座をして額を床にこすりつけた。



「し、失礼しましゅ♡」

「ん」



 気怠げに許しが出て、女の子様の右足が差し出される。

 片足立ちになって少し浮かし気味に右足が俺の眼前に迫った。

 無骨な上履きを着用した大きな足が視界に飛び込んでくる。



(う、浮かし忠誠だ♡)



 忠誠にも色々な作法がある。

 地面を踏みしめている足に土下座するような格好でキスをするのが基本形。そこから派生した様々なポーズを完璧にマスターしなければならない。俺は差し出された女の子様の右脚を恭しく両手で支えた。そのずっしりと重い足の強さに感じ入る。そのまま上履きの甲部分に忠誠を捧げた。



(しゅごい♡ きもちいい♡)



 女の子様の上履きにキスをする。

 この時に上目遣いも忘れない。

 こちらを「じいいいいっ」と冷たく見下ろしてくる女の子様と目があう。厳しい採点員の視線だ。俺の忠誠が合格点に至っているかどうかを確認している。



(クラスメイトに採点されてる♡ 年下の女の子様に合否が委ねられてる♡ 初等部の頃は下級生だった女の子に生殺与奪の権利を握られてるんだ♡)



 そう思えば思うほどに興奮した。

 同時に崇拝心が強くなる。

 年下だろうが関係なく俺たちよりも優秀な女の子様たち。そんな彼女たちに忠誠を誓うと、自分の体に力がみなぎってくるのを感じた。絶対庇護下で見守られているような安心感が自分の体を満たす。おそらくどんな宗教体験ですらこの崇拝心には勝てないのではないか。そんなふうに思わされた俺は「くうううん♡」と媚び売りの声を自然と漏らしながら、女の子様のことを上目遣いで見上げ続けた。



「ん」



 右脚が引かれる。

 試験終了の合図だ。

 俺は「ありがとうございます♡」と叫びながら、また土下座した。その後頭部をごく自然と女の子様が踏みつけにしてくれる。顔面を床に押しつけられたまま「ううっ♡」と呻き、勃起した。



「・・・・・・・・・・・・・」



 俺のことを踏み潰したままで、

 女の子様がさらさらと書面に何かを書き込んでいく。メモパッドを手にした彼女たちは試験官であり、俺の忠誠の点数が合格点に至っているかを書面化しているのだ。今まさに評価されているのだと思うとますます興奮した。すぐに、



「はい、次」



 俺のことなんて眼中にない。

 女の子様が次の男子の採点へとむかう。

 教室中で同じことが繰り返されていた。

 制服姿の長身女性様たちが教室を歩きまわり、全裸の男子を膝まづかせては忠誠を要求する。女の子様はすべての男子に忠誠を求めてその採点をしていく。



「ひいんッ」

「うううッ」

「ひゃだあ」



 教室で男子たちが呻きながら忠誠していく。

 2歳年下の女の子様たちの足にキスをしていく。

 屈辱で身をふるわせ、苦悶の表情を浮かべて、ぷるぷる震えながらキスをしていった。これまでの分からせによって抵抗する者はいなかったが、ムリヤリやらされている感じが残っている。それでも彼らはクラスメイトである長身女性様たちが怖くて従順にキスを繰り返していくのだった。



「ほい、最後はあーしだよ、にーに♡」



 カナタ様だ♡

 周囲では既に忠誠試験が終わっていた。

 最後に残されたのが俺とカナタ様だった。

 教室の中央で、妹の足下に膝まづく。

 周囲では女子たちが立ったまま「くすくす」と笑っていた。

 そんな中でカナタ様が、



「忠誠♡」

「はひいん♡」



 右脚が少しだけ前に差し出される。

 俺は勢いよくカナタ様の足に土下座をして、唇を捧げた。

 カナタ様は上履きも靴下も着用していない生足状態だった。

 形が良い足指が目に飛び込んできて悶絶しながらキスをする。

 ほかの男子たちのヨダレまみれになった足に顔面を埋めて、誠心誠意をこめて忠誠を誓った。



(うううッ♡ ひどい匂い♡)



 男子たちの唾液の匂いでえづく。

 それでもキスをやめない。

 目の前のカナタ様の強くて艶めかしい足に陶酔していく。

 自分よりも格上の美脚様に忠誠を誓っているのだと思うと興奮し、男子たちの汚い唾液にも耐えられた。



「よし、舐めろ♡」

「はひいいいん♡」



 命令というかご褒美だ。

 俺は顔をあげてカナタ様の足を両手で支え、がっつき始めた。

 妹の足先を口に含み、ぺろぺろと舐める。

 トロンとした瞳を浮かべて夢中になる。

 舌で妹の足を溶かすみたいに舐める。

 そんな様子を周囲の女子たちから見つめられ、「うっわ~♡」「ちょっと引くね」「完全に躾けられちゃってる♡」とバカにされる。そんな声が気にならないくらいに、俺は妹の足に夢中だった。



「よしよし、上手にできてるぞ♡ 偉いなにーには♡」



 カナタ様がかがんでくる。

 ペットが芸をうまくできたことを喜ぶ飼い主みたいだ。

 カナタ様がそのまま俺の頭を両手でわしわしと撫で始める。

 乱暴な手つきなのに慈愛がこもっていて、頭がトロンとなる。

 俺のしっぽである肉棒が「ぶるんぶるん♡」と揺れる。

 幸せ過ぎて嬉ションしそうになってしまった。



 *



「それじゃあ、忠誠試験は終わりね」



 委員長の千尋様が言った。

 いつもの冷たい視線で男子たちを見下ろしている。

 俺たち男子は全裸正座のまま震えるしかなかった。



「採点の結果を発表するわ」



 あくまでも冷たい無表情のままで千尋様が、



「カナタ兄だけ合格。それ以外は不合格」



 端的に死刑宣告を告げる。

 ざわざわと騒ぎ出した男子たちにむかって、千尋様はやはり冷たく言うのだった。



「忠誠の形だけマネても意味ないって、わたしたち何度も説明したわよね?」

「う♡」

「あんたらはそれができていない。恐怖で縮こまって崇拝の気持ちがカケラもない忠誠をされても意味ないのよ。だからおまえらは不合格。それでいいわよね、みんな」



 女子たちがクスクスと笑う。

 その顔が嗜虐的に輝く。

 これから始まる祭りを前にして喜んでいるのだ。

 千尋様が言った。



「不合格者には罰を与える」



 女子達が辛抱たまらんとばかりに俺たちに近づいてきた。



「折檻開始よ。心の底から忠誠を誓えるようにたっぷりと虐めてあげる」



 そして始まってしまった。

 女子生徒たちが男子たちに襲いかかっていく。

 男子たちの悲鳴と絶叫が教室中に轟いていった。



「ひゃだあああああッ」

「たじゅげでッ。たじゅげでッ」

「おえええええええッ」

「もう許してくださいいいいい」



 鬼気迫る泣き声。

 心の底からの命乞い。

 2歳年下の女の子様にむけた決死の叫び。

 けれどもそれらはすべて無視され、女の子様たちは男子たちへの折檻を続けていく。

 その顔には楽しそうな笑みがあった。



「ふふっ、斉藤くんと鈴木くんの顔、おっぱいに埋まっちゃったね」



 胸の大きな女の子様がおっぱいで男子を虐めていく。

 彼女は二人の男子の顔面を同時におっぱいに押しつけていた。

 左の乳房に一人、右の乳房に一人。

 巨大なおっぱいに顔面全体を生き埋めにされてしまった男子たちは「むうううッ♡」「んむうううッ♡」と悶えるしかない。体格差が違い過ぎるので脱出もできない。巨大樹木にとりつく虫けらにしか見えない男子たちは、2歳年下のクラスメイトのおっぱいで溺死し、おっぱいで頭蓋骨を「バギベギッ」と軋まされていった。



「きゃはっ、太ももで潰れてくぞ?」



 陸上部に所属している女の子様は太ももで男子に罰を与えていく。

 短距離走で鍛えあげられた筋肉質な太ももは凶器でしかなかった。

 男子の胴体よりも極太の太もも様が、矮小な男子の胴体を「ぺっちゃんこ♡」にしていく。太ももと太ももが重なりあうほどの締めつけ。男子は「ぐげええええッ♡」と断末魔の悲鳴をあげながらジタバタともがき、太もも地獄から脱出しようとして、最後には「ばたんっ♡」と力尽きる。白目をむいて脱力し「びくんびくんっ♡」と痙攣するだけになったのに許されず、男子はその胴体を太ももによって喰い潰されていった。



「顔面の原形がなくなってきましたね」



 上品そうな女の子様が優雅に言う。

 黒髪ロングのおとなしそうな深窓の令嬢。

 彼女は、あおむけに倒れた男子に馬乗りになり、情け容赦のない拳の嵐を男子の顔面めがけて繰り返していった。豪快なパンチが直撃するたびに男子は死んでいき、顔面を血だらけにして、意識を失っても殴られていく。既に顔がぱんぱんに腫れあがってしまった男子の姿は見ていて痛々しかった。そんな凄惨な拷問現場の周りには同じく顔面を破壊された男子が3人ほど転がって苦悶している。おとなしそうな深窓の令嬢がこれ以上ないほど残酷に男子たちに罰を与えていく。今もまた女の子様のパンチが放たれ、爆乳が揺れ、男子の顔面が破壊されていった。



「あなたも鑑賞物にしてあげますね」



 ヒナタ様だ。

 同じペアの朝井の関節をあっという間にはずして、人体の限界を越えたポーズをとらせたあげくに放置してしまっている。彼女の興味は他の男子にむけられていて、泣きじゃくる男子の関節を一つづつ丁寧にはずし、壊してから、ポーズをとらせていく。男子の意識がなくならないギリギリの激痛にコントロールしているみたいで、男子は意識をたもったまま自分の体が奇っ怪なオブジェへと変わっていくのを実感させられている。「ひゃめで・・・・たじゅげで・・・・・関節戻して・・・・・」男子の弱々しい声が響き、またしても右膝の関節が破壊され絶叫があがる。ヒナタ様がニコニコしながら人間作品を製造していった。



(しゅごい♡ 女の子様たち♡ しゅごい♡)



 長身の女の子様たちが躍動していく。

 全員が楽しそうに男子たちを虐めていった。

 俺は全裸のまま一人だけ勃起し、教室中で繰り広げられていく調教に夢中になってしまった。



「おいおい、にーにってば勃起してんのか?」



 びくんっ♡



 その声に背筋と肉棒が跳ねる。

 振り向くとそこには3人の男子を同時に制圧して仁王立ちになったカナタ様がいた。右脇と左脇にそれぞれ男子の顔面を挟み込み、ミニスカートから伸びる剥きだしの太ももにも一人男子の頭部を挟み込んでしまっている。体格差がすさまじくて、男子たちは「むうううッ♡」と呻きながらも何もできず、カナタ様の女体によって潰されていった。



「つくづく変態だな、にーにって」

「あひん♡」

「ま、あーしがそういうふうに調教しちゃったのか♡」

「ひいん♡」

「ふっ♡」



 鼻で笑われる。

 はるか高みからニンマリと見下ろされる。

 猫みたいに弓なりになった瞳が恐ろしい。

 カナタ様は3人の男子を制圧しながら、一言、



「忠誠♡」

「ひいいいん♡」



 俺はすぐさま土下座してカナタ様の足の甲にキスをした。

 誰よりも強いカナタ様に忠誠を誓うと体がポカポカしてお尻の奥が「きゅんきゅん♡」してしまう。仁王立ちになったカナタ様の足下に膝まづいて、ずっとのその足にキスを捧げた。



「この調子なら大丈夫そうだな♡」



 カナタ様がニンマリと笑いながら、



「3年間、みっちり仕込む♡」

「ひいん♡」

「3年後の卒業試験に合格させるために徹底的にヤる♡」

「あひん♡」

「ふっ♡ 楽しみだな、にーに♡」



 笑いながらカナタ様が他の男子3人を潰していく。

 男たちが潰れる「バギバギ♡」という音が響き、断末魔の悲鳴が轟く。

 そんな中で俺はずっと土下座をして忠誠を誓い続けた。

 幸せで頭が「とろんっ♡」と溶けた俺は、妹のニンマリとした笑みを見上げて、「びぐんびぐんっ♡」と震えてしまうのだった。




つづく